フリーメールとは?アドレスを取得できるおすすめサービス5選
無料で使えるフリーメールはプライベートにもビジネスにも重宝するメールアドレスですが、サービスの種類が多くセキュリティやメールボックスなどの容量もさまざまなので、適切に選ぶことが重要です。今回はフリーメールを選ぶ時の注意点や、おすすめのサービスについてご紹介します。
目次
フリーメールとは
フリーメールとは「無料のメールアドレス」のことです。GmailやOutlook、Yahoo!メールなどのサービスに登録することにより利用可能で、なかにはさらに便利な機能が搭載された有料プランを契約できるサービスも少なくありません。
フリーメールの料金が無料である理由は、広告による収入や利用者の情報の収集によって運営が成り立つことにあります。とはいえ情報収集はビッグデータ解析などを目的としており、一般的な大手のフリーメールは安全性に最大限の工夫を凝らしています。セキュリティも充実しているため、情報漏えいなどを危惧する必要はありません。
関連記事はこちらメールサービスの種類と違いって何?メールサービスには欠かせないクラウドサービスについても解説
関連記事はこちら無料メールとは?有料メールとの違いや選び方、おすすめのサービス4選を紹介
関連記事はこちらクラウドメールって何?仕組みやメリットをわかりやすく解説
「キャリアメール」や「プロバイダメール」との違い
メールの利用形式はほかにも「キャリアメール」や「プロバイダメール」がありますが、これらは全て提供元が異なります。
キャリアメールはドコモやau、Softbankなどのキャリア会社によるサービスで、プロバイダメールは自宅のインターネット回線とWWW(ワールドワイドウェブ)の間の通信を変換するためのプロバイダが提供しています。フリーメールとは異なり、所定の月額利用料金が発生するケースがほとんどです。
フリーメールを使うメリット
ここでは、フリーメールを使うメリットについて解説します。
コストがかからない
フリーメールは無料で利用できるため、コストがかからない点が最大のメリットといえるでしょう。
有料メールは初期費用や固定費用が設定されており、アカウントを持ち続ける以上はコストがかかり続けますが、フリーメールなら基本的にコストをかけずに使い続けることができます。
複数端末でメールを確認できる
フリーメールはWebメールの形で提供されているケースが多く、インターネットに接続できる環境であればどの端末からでもメールを確認できます。
パソコンやスマートフォンなどの所有している端末に不具合が起こったとしても、メールが保存されているのはWebサーバー内なので消える心配はありません。
気軽に使い分けができる
フリーメールは無料でいくつもメールアドレスを作成できるため、用途に合わせて気軽に使い分けられるというメリットもあります。
メールマガジン用、知人との連絡用、アンケート用など、用途の数だけ作成すると便利です。
フリーメールのデメリット
メリットがある一方で、フリーメールにはデメリットもあります。ここでは、3つのデメリットをご紹介します。
突然サービスが終了するリスクがある
無料で運営されているサービスなので、突然終了するリスクがあります。
事前告知があるケースがほとんどであり、これまでの受信メールを保存したり代替のサービスを探したりする猶予はありますが、これまで使っていたメールアドレスを移行するのは手間がかかります。いつか終了するリスクがあるという心構えはしておきましょう。
ビジネス用としては信用度が低い
フリーメールは誰でも無料で作成できるメールアドレスであり、ビジネス用としては信用度が低いというデメリットがあります。そのため仕事相手や重要な取引先との連絡にはあまりおすすめできません。
容量制限が厳しい
サービスを提供している企業によって異なりますが、一般的にフリーメールは容量制限が厳しく設定されています。上限に達すると新たなメールを受信できなくなってしまうため、定期的にメールボックスの整理が必要になります。
関連記事はこちら有料と無料メールソフトの違いって?メリット・デメリットについて解説
フリーメールの使い方
ここでは、フリーメールの基本機能やその使い方について解説します。
メールの送受信
当たり前ですが、メールの送受信ができる機能があります。メールの送信に関しては提供しているサービスによりますが、メールの作成から送信まで比較的簡単に行えます。ここではGmailを例に作成の手順を解説します。
作成画面を立ち上げる
画面左上にある作成ボタンをクリックします。
メールを作成する
新規メッセージ画面より宛先、件名、本文を作成します。カーソルをあてるとそれぞれ入力できるようになります。宛先のCc、Bccを指定する場合はそれぞれ宛先の右端にあるアイコンをクリックすると入力エリアが表示されます。
メールを送信する
最後に下段の送信ボタンをクリックすれば、送信完了です。また、ボタンの右側にある▼のボタンを押せば送信日時を指定することもできます。
アドレス帳の管理
フリーメールでもアドレス帳の管理が可能です。重要な送信相手であればアドレス帳にメールアドレスや氏名、会社名などを登録しておくといいでしょう。ただし、サービスによってはセキュリティ面で不安があるので、アドレス帳を使用する前に活用するサービスのセキュリティをチェックしましょう。
受信フォルダの作成
フリーメールでは受信フォルダを作成することも可能です。デフォルトの受信フォルダ1つのままでは、メールの受信数が多くなると全てに目を通せなくなり、確認漏れが発生してしまいますのでカテゴリごとにフォルダを分けておくことをおすすめします。
フリーメールを選ぶ時の注意点
ここでは、フリーメールを選ぶ際の注意点について解説します。
セキュリティ
日本国内でも浸透している大手企業のサービスはあらかじめセキュリティも万全に考え抜かれていますが、なかには安全性の低いサービスもあるため、どのサービスを利用するかは慎重に検討しましょう。
認証に対応していなかったり、運営元の知名度が低く収集したデータの利用目的が書かれていなかったりするサービスなどは、信頼性が低いため登録を控えることをおすすめします。
アプリがあるか
最近ではスマートフォンやタブレットなどからメールを編集したり送受信したりする機会も増えているため、アプリが用意されているサービスを選ぶと便利です。専用アプリではメールの作成やフォルダごとの振り分けなどがスムーズにできるので、パソコン以外の端末からメールを扱う機会が多い方は重宝するはずです。
アプリがあるかどうかを確認したうえで、各サービスの特徴も踏まえて利用するサービスを決めると良いでしょう。
メールボックスの容量
自由に使えるメールボックスの容量は、サービスによって異なります。一般的には有料で使えるサービスに比べると提供される容量は少なめのケースが多いため、サイズの大きい画像などを頻繁に送受信する方は注意が必要です。
最近では10GB以上の容量が確保されているサービスもあるため、登録前にチェックしておくと自分に合ったサービスを選びやすくなるでしょう。
ドメイン名
フリーメールのドメイン名は、基本的にサービスごとに定められています。例えばGmailであれば「@gmail.com」であり、Yahoo!メールなら「@yahoo.co.jp」となります。この部分はメールアドレスの住所を表しており、「Gmailに所属するアドレス」「Yahoo!メールに所属するアドレス」などの意味を含んでいるため、希望の名称に変更することはできません。ドメイン名より前半の部分(ローカル)は、ユーザーが自由に決められます。
もしドメイン名を自由に設定したいのであれば、「独自ドメイン」を取得する必要があります。独自ドメインでは自分だけの独自の名称を設定できますが、初期登録費用と月額利用料がかかるため、コストを抑えたい場合にはあまり向いていないといえるでしょう。加えて、希望の名前がすでに登録済みの場合はたとえ有料であっても利用できません。
無料で作れるおすすめのフリーメールアドレス5選
ここでは、おすすめのサービスを5種類ご紹介します。
Gmail
Gmailは検索エンジンで世界的に有名なGoogleが運営しており、セキュリティ対策も万全です。
容量も15GBと十分に提供されるので、比較的データサイズの大きなメールを扱う機会が多い場合でも安心して使えるでしょう。プライベートだけでなく、仕事に活用されるケースも数多く見られます。
登録には「Googleアカウント」を開設する必要があるため、事前に準備しておくと良いでしょう。有料プランの「Google Workspace(月額680円~)」も用意されており、契約すると容量制限が解除されて無制限になります。
ただし、あらかじめ用意されている15GBは「Googleドライブ」「Googleフォト」と共用なので、これらのサービスを日頃から多用する方は注意が必要です。
Gmail以外ですでに保存済みの容量が多いと、想定しているより容量の上限を迎えるのが早い可能性もあります。
関連記事はこちらGmailの迷惑メール設定・解除方法を紹介!迷惑メールと判定する理由と対処法も解説
Yahoo!メール
Yahoo!メールは、ヤフー株式会社が運営しているサービスです。日本国内で人気のポータルサイトである「Yahoo! JAPAN」内のサービスでもあるため、馴染みのある方も多いサービスといえます。長年にわたって蓄積してきたノウハウを駆使してインターフェースを最適化しており、操作感の良さが評価されています。
メールボックスの初期容量は2GBですが、無料使用の範囲内で最大10GBまでは増量できます。写真を大量に扱うなどの目的でなければ、十分便利に活用できる容量でしょう。
なおYahoo! BB、Yahoo! プレミアム、セキュリティーパックのいずれかに加入している場合は無制限に増量されるため、容量の心配をする必要はありません。
Yahoo! メールでは6ヶ月間以上利用履歴がないアカウントはサービスが自動的に終了し、これまで送受信したメールや添付ファイル、詳細設定などが削除されてしまいます。長期間使わない可能性がある場合は注意が必要です。
Outlookメール
Outlookはマイクロソフト社が運営しているサービスです。過去には「Hotmail」というサービス名称でしたが、2013年にOutlookが後継サービスとして提供開始となりました。
基本的に無料で利用できますが、無料版の場合は広告が差し込まれます。BtoBやBtoCではWordやExcelなどのOfficeを使う機会も多いため、「Office Personal」や「Office Home & Business」などの有料版を購入してメインのメールソフトにするのも便利です。
AOLメール
AOLメールはアメリカのOath Inc.が提供しているサービスです。一般的なフリーメールには容量制限が設けられているケースがほとんどですが、AOLメールには制限がありません。
しかし一度に送受信できる添付ファイルサイズは16MBまでと定められているため、サイズが大きめのデータなどを頻繁にやり取りする方であれば不便に感じることもあるかもしれません。
さらに日本国内にはサポートチームがなく、トラブルが起きても電話で問い合わせられない点には注意が必要です。GmailやYahoo! メールなどに比べると比較的小規模なサービスなので、トラブル発生時の対応には時間がかかりやすいといえるでしょう。
iCloudメール
iCloudメールはApple社が提供するiCloudというサービスに付帯しているフリーメルサービスです。
Apple社が提供しているサービスなので、Apple端末での利用に優れているものの、アプリだけでなくブラウザから、またWindowsやAndroidでも利用できます。
便利な一方、一度取得したアドレスはApple IDと連携してしまうので、削除できないというデメリットがあります。
また、GmailやOutlookに比べると保存容量は少なめですので、必要に応じて容量を拡張することを検討する必要があります。
関連記事はこちら無料でHTMLメールを作れる?メルマガ配信に使える無料ツールとテンプレートをご紹介
まとめ
今回はフリーメールを選ぶ時の注意点や、5つのおすすめのサービスについてご紹介しました。フリーメールは無料で使えるためコスト削減にもつながり魅力的ですが、用意されている容量の上限などに注目して、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
とくに、個人情報を守るためにもセキュリティ対策が整っているかどうかは事前に確認しましょう。GmailやYahoo! メールなどの大手のサービスであれば長年の運営のノウハウもあるため、使い勝手も良く安全性が高いといえます。
「配配メール」は、企業の集客・販促活動に携わる方のメールマーケティング業務を支援するサービスです。
シンプルな配信操作、見やすい成果指標レポート、メールの反応による見込み客の可視化、サイト来訪通知といった機能によりメールマーケティングの実践をサポートします。
また、機能の提供だけではなく、ナレッジ提供や個社の運用に踏み込んだ手厚いアフターフォローにより、お客様の販促の成功に向け伴走します。
メール配信の初心者から本格的なメールマーケティングの実践を目指している方まで、どなたでも安心してお使いいただけるサービスとして、お客様に長く愛され、98%の継続利用率を維持しています。
記事執筆者紹介
人気記事
- 【2024年最新】メールの一斉送信を効率化するメール配信ソフト12選!活用方法も紹介 2024年08月07日
- 一斉送信メールのマナーとは?複数送信のBCC・CCの使い分けを解説 2024年08月23日
- メルマガとは?5分で基本知識から効果的な配信方法がわかる基礎講座 2024年09月13日