Gmailの迷惑メール設定・解除方法を紹介!迷惑メールと判定する理由と対処法も解説

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Gmailの迷惑メール設定・解除方法を紹介!迷惑メールと判定する理由と対処法も解説

Gmailは非常に便利ですが、「迷惑メールが届きやすい」「大事なメールなのに迷惑メールフォルダに入っていた」というケースがあります。そこで今回は、Gmailでの迷惑メール設定・解除方法から、迷惑メールであると判断する理由と対策をご紹介します。

目次

    迷惑メールとは

    迷惑メールとは、受信者の意思に関わらず一方的に届くメールのことを指します。

    迷惑メールには複数の種類があります。

    • フィッシングメール
      公式サイトを模倣した偽サイトへ誘導し、金融機関やクレジットカードなどの個人情報を盗み出すメール。
    • ウイルスメール
      メールや添付されたファイルを開くことでウイルスに感染してしまうメール。
    • スパムメール
      一方的に大量のメールが繰り返し配信されるメールです。基本的には広告宣伝目的と言われていますが、中にはウイルス感染を狙ったものもあるため注意が必要です。

    迷惑メールと言ってもさまざま存在しており、個人情報の流出や金銭被害などといった事例も多く報告されていることからメールを開封する際には注意が必要です。

    Gmailが迷惑メールだと判断するポイント

    Gmailはユーザーを守るために、複数のポイントで迷惑メールかどうかを判断しています。

    既存のメールアドレスと酷似したメールアドレス

    既存のメールアドレスと近い文字列のメールアドレスから送信されたメールは、迷惑メールとして判断される可能性が高いです。これは、詐欺グループなどが有名な企業になりすましてメールを送信している事例などを鑑みて、その被害からユーザーを守るためです。

    最近はこのような「なりすましメール」も巧妙になっており、一見しただけでは偽物だと気づけないようなメールアドレスから送られてくることもあります。有名企業のドメインを一部書き換えてあるものや、記号を追加しているものなどには特に注意しましょう。

    このような迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは、たとえ馴染みのある企業からのものでも気軽に開かないようにしましょう。

    別のサーバー経由で送られているメール

    これもなりすまし対策として機能しているシステムです。詐欺グループなどが世間で信頼と信用のある企業のドメインを利用して、迷惑メールを送信していることがあります。しかし、送信者のメールサーバーではない別のサーバーを経由して送られてきた場合、なりすましの可能性が高いと判断して迷惑メールフォルダに入れられます。

    不審なURLが記載されているメール

    フィッシング詐欺を警戒して、メールの本文中に不審なURLが含まれていると迷惑メールだと判断されることがあります。

    詐欺グループが大手企業になりすまして、個人情報を抜き出すための不正なURLを記載してメールを送信する手法が横行していることなどが理由です。そのため、実際には怪しいサイトではなかったとしても、大手企業のドメインと似たアドレスになってしまっている場合などは、迷惑メールフォルダに格納されてしまう可能性があります。

    また、短縮URLが悪質なサイトだと判断されてしまうケースもあります。短縮URLは見栄えも良く、利用している方も多いかもしれませんが、Gmailに記載する際には短縮していない元のままのURLを添付しておくとより安心です。

    空メール

    先方にメールアドレスの入力という手間をかけさせないために、空メールを送ったことがあるという方も多いでしょう。しかし、Gmailでは基本的に件名や本文がないメールは迷惑メールだと判断されます。

    これは詐欺グループなどが迷惑メールを送る前に、「送信しようとしている宛先のメールアドレスが現在も使われているものであるかどうか」を確認するために空メールを送る場合があるからです。 ですから、「メールアドレスを第三者に知らせる」などの目的で空メールを送りたいときでも、「テスト」や「〇〇です」など、簡単なテキストを必ず記入しましょう。一手間を忘れないことで迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性を下げられます。

    ブロックしているアドレスからのメール

    Gmailには、メールアドレスを指定してブロックする機能があります。この機能によってブロックされている対象のメールアドレスから送られてきたメールは、一度受信された後に、迷惑メールフォルダに振り分けられるという仕様になっています。

    相手が意図してブロックしている場合は仕方ありませんが、意図せずブロックの設定をしてしまっている際には、先方に説明して解除してもらうことで迷惑メールフォルダに入れられるのを防げます。

    手動で迷惑メールフォルダに入れたメール

    ユーザーがメールを手動で迷惑メールフォルダに入れた場合には、その判断が記憶されます。そして次回からは、そのメールアドレスから送られてきたメールは自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。

    このケースも、ブロックと同じように意図して行われた場合は仕方がありません。しかし、ごみ箱フォルダに移動しようとして誤って迷惑メールフォルダに入れてしまうという場合も考えられます。そのときは、相手に迷惑メールフォルダを開いてもらい、その中にある「迷惑メールではない」という箇所をクリックしてもらうと、設定が解除されます。すると、次回からは無事に受信フォルダに振り分けられるようになります。

    Gmailガイドラインに反するメール

    Googleの「メール送信者のガイドライン」では、Gmailアカウント宛てのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられたり、ブロックされたりすることを防ぐためのガイドラインが記載されています。

    このガイドラインに反したメール配信をしていると、メールがブロックされたり、迷惑メールと判定される可能性が高まるため、必ずガイドラインに沿った配信を心がけましょう。

    また2024年2月よりガイドラインが更新され、大量配信者にはなりすましを防止するSPFやDKIMの設定が義務化されてたりとセキュリティ要件が厳しくなっていますので注意しましょう。

    SPFやDKIMなどの送信ドメイン認証の設定について知りたい方は以下の記事をご参考ください。

    関連記事はこちら送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)とは?認証方法や仕組みを解説

    送信者が確認できないメール

    存在していないアドレスから送信された場合や、海外などの複数のサーバーを経由しているメールの場合は、送信者が正確に確認できないとして迷惑メールであると判断されます。何らかの理由で送信者を変更した覚えがあるのであれば、その際に存在していないメールアドレスに設定してしまってはいないかを確認してみましょう。

    迷惑メールの設定方法

    Gmailに用意されている「ブロック機能」を利用することで、比較的簡単に迷惑メールの設定が完了します。

    1. 迷惑メールに設定したいメールを開封
    2. 画面右上に表示されている「︙(その他)」をクリック
    3. 表示されるメニューから「(送信者名)をブロックする」を選択

    以上で、次回からは自動的に迷惑メールとして扱われます。

    迷惑メール報告の実施

    受信許可をした覚えのない広告宣伝メールや、悪質なスパムメールなどが頻繁に送られてくる場合は、「迷惑メール報告」をするのも1つの手です。

    一度迷惑メール報告をしたメールは、次回以降受信フォルダではなく迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。

    迷惑メール報告を行うことでGmailのフィルタリング機能の精度も上がっていきます。

    1. メール閲覧画面の右上にある「︙(その他)」をクリック
    2. 表示されたメニューから「迷惑メールを報告」を選択してクリック

    送信者の登録解除

    受信許可した覚えのない広告宣伝メールなどが頻繁に送られてくることがあるでしょう。基本的には、メール本文に購読解除や受信停止の方法が記載されていますが、見当たらない場合は送信者の名前の横にある「メーリングリストの登録解除」から停止できます。

    ※通常はワンクリックでの解除が可能ですが、配信元によってはウェブサイトに移動して解除手続きを求められることがあります

    ※一部配信元では「メーリングリストの登録解除」が表示されていない場合があります

    迷惑メールの解除方法

    迷惑メールを解除するケースは、「迷惑メール設定したアドレスを解除する場合」と、「誤って迷惑メールフォルダに振り分けられたメールを解除する場合」の2つあると思いますので、それぞれ紹介します。

    迷惑メール設定したアドレスを解除する場合

    「迷惑メールの設定方法」で紹介した手順とほぼ同じです。

    1. 迷惑メール設定を解除したいメールを開く
    2. 画面右上に表示されている「︙(その他)」をクリック
    3. 表示されるメニューから「(送信者名)をブロックする」を選択

    誤って迷惑メールフォルダに振り分けられたメールを解除する場合

    手順は非常に簡単です。

    1. 迷惑メールフォルダから該当のメールを開く
    2. アドレス下に表示される「迷惑メールでないことを報告」をクリック

    これで、次回からは受信フォルダにメールが届くようになります。

    また、根本的な方法として、相手のメールアドレスを連絡先に追加しておくことで迷惑メールだと判断されなくなります。思わぬタイミングで迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことを防ぐためにも、これから連絡を取り合いそうなアドレスは、連絡先に追加していく習慣を身につけておくと安心です。

    関連記事はこちら迷惑メールをブロック!リスト分けなど今すぐできる対処方法をご紹介

    迷惑メールに判定されない方法

    Gmailにおける迷惑メール設定や、迷惑メールと判断されるポイントについてご紹介してきましたが、自身が送信するメールが迷惑

    メールに判定されてしまう可能性が少なからずあることを知っておく必要があります。

    特に一斉配信をマーケティング施策で実施されている場合は、以下の対策をおすすめしています。

    • DKIM
      DKIM(Domainkeys Identified)は、電子署名方式の送信ドメイン認証の名称で、「送信者なりすまし」や「メール内容の改ざん」といった不正を防ぐ仕組みです。
    • STARTTLS
      STARTTLS(暗号化メール)とは、一般的に非暗号化されているSMTP通信が自動的に暗号化される機能です。
      不正アクセスなどによりメール情報を盗まれても、暗号化されているので内容が読み取れなくなると言われています。

    配配メールでは、外部からの不正を防止するセキュリティ体制や確実にメールを届けるための迷惑メールに関する対策を徹底しており、安全なメールマーケティングサービスを提供します。

    関連記事はこちらセキュリティや迷惑メール判定に関する取り組み

    迷惑メールを減らすには?

    迷惑メールを少しでも減らすためには、日常的に使うサービスの厳選やサブアドレスの用意など、根本的な対策も効果的です。

    登録するサービスを厳選する

    登録するサービスが多ければ多いほど、迷惑メールを送る業者に自分のメールアドレスが渡る可能性は高くなります。そのため登録するサービスを厳選して第三者にメールアドレスが提供される可能性を減らすことが、迷惑メールの削減につながります。 メールアドレスだけで登録できる無料サイトやプレゼント応募キャンペーンなどは、迷惑メールの原因になりやすいので利用する際には慎重に判断しましょう。

    サブアドレスを用意する

    どうしても無料サイトに登録しなければならない場合のために、メインで使っているメールアドレスとは別にサブアドレスを用意するのもおすすめです。

    サブアドレスを使ってサイト登録を行うことで、仮に迷惑メールが送られてきてもメインアドレスのメールボックスには支障をきたさないので被害を最小限に抑えられます。

    メールソフト独自の迷惑メール対策を設定する

    Gmailには迷惑メール対策機能が備わっていますが、Outlookなどのメールソフトや契約しているプロバイダーにも多くの場合、独自の迷惑メール対策機能が用意されています。受信拒否設定などを利用することで、迷惑メールを効果的に遮断できる可能性が高まります。

    関連記事はこちらGmailが届かない原因や対処法について解説

    まとめ

    今回は、Gmailが迷惑メールだと判断するポイントと、それぞれの対策をご紹介しました。普段何気なく利用しているGmailですが、ユーザーを悪質なメールから守る機能のために、大事なメールまで見逃してしまう可能性もあります。そのような事態を未然に防ぐためにも、迷惑メールの判断基準を把握しておくことが重要です。また、週に一度や二度は迷惑メールフォルダをチェックする習慣にしておくのもおすすめです。そして何よりも、知らない送信元からのメールは開かないことで迷惑メールの被害を未然に防ぐことが重要です。

    関連記事はこちらメルマガの配信が迷惑メールになる!!?ユーザーに嫌がられる原因と対策

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 山盛 有希子紹介
    山盛 有希子著者山盛 有希子のXへのリンク
    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。

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