【2023年最新】無料のMAツール(マーケティングオートメーションツール)おすすめ6選

#マーケティング

share

x Facebook このエントリーをはてなブックマークに追加

【2023年最新】無料のMAツール(マーケティングオートメーションツール)おすすめ6選

MA(マーケティングオートメーション)ツールの導入を検討する際に、気になるのはその費用ではないでしょうか。本格的なMAツールは多機能であるがゆえに高価であり、年間数十万~数百万円の利用料が必要になることも少なくありません。
今回は、コストを気にせず使える無料のMAツールを紹介します。

目次

    無料でMAツールを使う2つの方法

    無料のMAツールには期間の制限がない無料ツールと無料トライアル版の2種類があります。MAツールを実際に使ってみることで、どのように機能を活用できるのか、使用感はどうなのかなどを確認しながら、自社でMAツールを活用する方法を考えることができるのです。

    1. ずっと低コストで使いたい場合:期間の制限がない無料のMAツールを使う
    2. 成果がでるならコストを払うことも検討している場合:無料トライアル版のあるMAツールを使う

    というように使い分けることがおすすめです。

    無料でMAツールを使う場合、メール送信数やデータ量などの機能制限があるものが多いですが、やはり実際に使ってみて使用感を確認することが大切です。

    ツールによって機能や特徴が異なるので、自社でやりたいことを実現できるツールを選ぶためにも、事前にいくつかのMAツールを試験的に使ってみるとよいでしょう。

    無料で使えるMAツール3選

    ここからは無料で使えるMAツールを3つ紹介していきます。

    1. BowNow(バウナウ)
    2. HubSpot(ハブスポット)
    3. SalesAutoPilot(セールスオートパイロット)

    「BowNow(バウナウ)」

    BowNowは、日本製のMAツールです。このMAツールの強みは、リストに自動的にアプローチできることです。例えば、アクセスした企業を認識し、自動的に社名や電話番号を表示するため、リスト作成が簡単で非常に手軽です。無料プランで利用できる機能としては、このようなリード管理、スコアリング、アクセス解析などがあります。

    しかし、長期的な利用には制限があり、不十分な場合もあります。例えば、無料プランでは、潜在顧客と適切にコミュニケーションするための機能が十分ではありません。メール配信機能がなく、ログも1カ月分しか保存できません。

    このように、無料プランでは機能的に制約があるため、長期的なマーケティングやコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。

    「HubSpot(ハブスポット)」

    HubSpotは、インバウンドマーケティングに効果の高いMAツールです。HubSpotは世界120カ国以上、12万社以上もの顧客に利用されており、2005年にアメリカで開発されました。

    リード獲得に強いTop of the Funnelからスタートしたツールで、マーケティング、セールス、カスタマーサービスのソフトウェアをつなぐ包括的なプラットフォームを提供します。

    具体的には、WEBサイトの構築とホスティング、ブログの作成と管理、SEO、ソーシャルメディア、メールマーケティング、リード管理、カスタマーサポートなどマーケティングに欠かすことのできない機能を利用することで企業と顧客の関係性を強めて、ビジネスの成長を促進していきます。

    「SalesAutoPilot(セールスオートパイロット)」

    SalesAutoPilotは、ハンガリーで開発されたMAツールです。日本語には対応しておらず、英語のみ対応しています。

    無料版ではリード数に制限がなく、メールマーケティング機能も利用できます。ただし、無料版では月400通のメール配信に制限があり、フォームや行動追跡機能は別途有料で利用することが可能です。

    そのため、MAツールに必要な見込み客によるサイト訪問の分析ができないという大きなデメリットがあります。また、事業者が見込み客の閲覧パターンを適切に把握することがネックとなっています。

    無料トライアル版があるMAツール3選

    ここでは、無料トライアル版があるMAツールを3つ紹介していきます。

    1. MAJIN(マジン)
    2. List Finder(リストファインダー)
    3. SATORI(サトリ)

    「MAJIN(マジン)」

    MAJINの特徴は、「BtoB向け」「BtoC向け」など、目的別に専用プランを用意していることです。BtoB向けプランでは、契約が切れた顧客に再アプローチしたり、顧客の特定のアクションを営業担当者に自動通知するなど、営業活動をサポートします。BtoB向けプランでは、営業活動を支援する機能が充実しています。

    一方、BtoCプランでは、Eメール、SMS、ポップアップ、プッシュ通知の4種類の方法で情報を配信することが可能です。これらのプランのターゲットを絞った戦略により、お客様の関心を持続させ、積極的に商品やサービスに触れていただくことができます。お客様の反応に応じて配信方法やコンテンツを使い分けることで、多様なチャネルでお客様一人ひとりにアプローチする仕組みを提供します。

    さらに、「BtoB」「BtoC」プランに加え、「アプリ運営者向けプラン」「WEBサイト運営者向けプラン」を用意し、各業態に合わせたきめ細かい商品ラインアップを展開しています。

    「List Finder(リストファインダー)」

    国産ツールの中で上場企業シェアNo.1のBtoB特化型マーケティングオートメーションツール(MAツール)です。顧客プロフィール・デモグラフィック情報・行動履歴・興味関心・購入履歴などの情報をもとに、特定の条件に一致するリストを作成できるので、マーケティングに慣れていない企業でも使いやすいシンプルな画面設計で、営業現場でも活躍します。

    さらに、名刺管理ツールのSansanやMAツールのSalesforceなどを連携させることで、購買意欲の高い見込み客を絞り込み、その層に対して継続したアプローチを行うことができます。

    また、導入後、専用のコンサルティングサービスが横並びで提供されるのもこのツールの魅力です。効果的な活用のためには、従業員数100名以上の企業での利用が推奨されています。

    「SATORI(サトリ)」

    SATORIの大きな強みは、実名ユーザーだけでなく、匿名リードにもアプローチできることです。BtoB、BtoCを問わず、匿名リードは実名リードに比べて絶対数が圧倒的に多いので、匿名リードの獲得は顧客獲得に向けた有望な施策と言えるでしょう。

    画面はシンプルに設計されており、ツールの操作が苦手な方でも直感的に操作することができます。このように、SATORIはわかりやすい設計により、新規起業家や中小企業の経営者、さらには顧客数を増やしたい大企業にとって理想的な顧客獲得ツールとなっています。

    また、データベースの設計や設置工事が不要なため、導入後すぐに運用を開始できるのもメリットです。このMAツールは、オンラインサポート、セミナービデオの配信、定期的なユーザーミーティング、運用・技術サポートのオンコールなど、手厚いサポートが評判です。

    無料MAツールのメリット・デメリット

    無料MAツールを使うメリット

    無料MAツールを利用するメリットとしては以下の3つがあります。

    1. コストの心配がない
    2. いくらでも使うことができる
    3. 業務効率の向上につながる

    無料版のMAツールのメリットは、マーケティング活動に必要な基本機能がほとんど揃っており、コストを気にせず利用できることです。成果が出るまで低コストで運用したい企業や、スモールスタートで様子を見たい企業には最適です。

    また、本格的なMAツールを導入する場合、1年程度の契約期間が必要な場合もあります。そのため、そのようなツールの導入に消極的になってしまい、マーケティング活動の効率が悪くなるばかりです。しかし、無料のMAツールであれば、始めたいときに始め、やめたいときにやめることができますし、「自社に合わない」「成果が出ない」と感じたら、余計なコストを払うことなくすぐに利用を中止できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

    加えて、無料のMAツールでは使える機能の幅が限られていますが、逆の見方をすれば、必要な機能だけで運用できるというメリットもあります。リードのリストアップやコンテンツ作成など、業務のほんの一部でも自動化できれば、マーケティング活動の効率を上げることができます。多くの無料MAツールは、時間のかかる管理業務を自動化し、戦略的で創造的な取り組みに時間を割くことができます。

    無料MAツールを使うデメリット

    無料MAツールを使うデメリットには以下の3つがあります。

    1. 十分なマーケティング活動ができない
    2. MAツールの導入が初めての場合、使いづらい可能性がある
    3. 無料プランの場合使用途中にサービスが終了してしまう可能性がある

    無料版のMAツールを利用するデメリットとしては、メール送信数や顧客分析機能に制限があるため、マーケティングの成果が期待通りに出にくい点です。もちろん、機能制限の範囲内で目的に応じた使い方ができるのであれば、特に問題にはなりません。

    また、使い方が不明確な点があっても、無料プランでサポートが受けられずに問題が解決しなかったら、いくら無料でもツールの存在意義がなくなってしまい、せっかくツールを導入したとしても苦労が水の泡になってしまいます。

    加えて途中でサービスが終了してしまうことも考えられます。かつて「Mautic」「Leadius」の2つのツールは、かつて無料プランを提供していた海外発のМAツールです。しかし、「Mautic」は2018年12月、「Leadius」は2019年3月にそれぞれフリープランの提供を終了しました。無料プランの終了は、会社自体の事前告知がない場合もあります。

    MAツールの無料トライアル版を試すメリット

    続いてMAツールの無料トライアル版を試すメリットについて解説していきます。メリットは以下のとおりです。

    1. 自分の会社に合ったツールを確かめることができる
    2. 幅広い製品を試して比較する

    MAツールを導入する前に、「本当に使えるツールなのだろうか」と疑問に思うことがあるのではないでしょうか。高価なツールを導入しても、運用コストに見合った成果が期待できないのでは意味がありません。実際に無料トライアルで使ってみることで、求めている機能が備わっているか、使いやすいか、期待通りの性能かなどを確かめることができます。

    MAツールの無料トライアル版を試すデメリット

    MAツールの無料トライアル版を試すデメリットは以下のとおりです。

    1. 使える期間が短いので、費用対効果を実感しにくい
    2. トライアルで制限されている機能は確認できない

    MAツールの効果を実感するまでには、膨大なデータを蓄積・分析し、運用・検討を繰り返す必要があるため、無料体験では利用期間的に「物足りない」と感じるユーザーが多い傾向にあります。そのため、「トライアル期間中に効果実証を得るのは難しい」と言えるでしょう。

    MAツール初心者におすすめのツール

    MAツールはマーケティング業務を効率化する非常に便利なツールですが、効果的に運用するためにはある程度のマーケティング知識が必要であったり、設定が難しいという側面もあります。

    配配メールの「Bridgeプラン」は、営業活動の効率化に特化したメールマーケティングツールですが、一部MAツールのような顧客行動を可視化できる機能なども提供しています。設定が簡単ですぐに運用を開始できるので、「MAツール導入を検討しているが、ちゃんと運用できるか不安」という方におすすめなプランとなっています。

    メール配信の結果をもとに見込み客リストを作成できる「ホットリード抽出機能」や、メール配信をきっかけにWebページを閲覧した見込み客にメールを自動送信できる「トリガーメール機能」など、低価格ながら効果的・効率的なメールマーケティングを実現する機能を備えています。

    また、導入前のフォローアップから導入後のサポートまで充実しており、初めて低コストで初心者でも使いやすいMAツールを導入したい企業の方におすすめです。

    まとめ

    これまで説明してきたように、無料のMAツールはコスト面では有利ですが、機能的には不十分なことが多いです。いくら無料でも、インストールや設定に人手がかかり、使い勝手が悪ければ意味がありません。そのため、MAツールを導入して企業活動に活用したいのであれば、無料のMAツールだけでなく、有料のツールも含めて、自社にとって本当に必要な製品を探す必要があるでしょう。

    「MAツールを導入したいけど自社で運用できるか不安」という方には、無料で利用できるツールや、MAツールのような機能を付帯したメール配信サービスからはじめるのも良いでしょう。

    メールマーケティングサービス「配配メール」では、メールの反応から購買意欲の高い見込み客を抽出する機能や Webサイトに来訪した顧客を通知する機能などを提供しているプランもございます。
    気になる方はぜひ下記バナーより資料請求をしてみてください。

    商談獲得特化型ツール
    配配メールBridge

    商談獲得に特化した「配配メールBridge」は、初心者でも簡単に新規顧客開拓を始められるMAプランです。

    シンプルな設定画面と専門知識不要の操作で、誰でもすぐに使い始められます。さらに、専任担当による無償の導入活用支援や、充実のアフターフォローで、安心してご導入いただけます。

    導入企業様の成功事例や改善要望を活かし、常にアップデートしていくことで、お客様の成果最大化に貢献いたします。

    この記事の執筆者

    山盛 有希子執筆者のXへのリンク
    株式会社ラクス
    ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課
    執筆者のXへのリンク
    山盛 有希子

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。

    オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。

    社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。