MAツールとは?基本機能から活用事例、初心者向けの製品まで徹底解説

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MAツールとは?基本機能から活用事例、初心者向けの製品まで徹底解説

マーケティング業務を自動化するMAツールは、顧客が情報収集を始める段階から接触して接点をもち、興味・関心を高めるために重要なツールのひとつです。
とはいえ、「MAツールで実際に何ができるのか」「自社は導入すべきなのか」などの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。MAツールは多機能であるがゆえに、はじめて導入を検討される方にとっては難しく感じるかもしれません。
この記事では、MAツールの基本から、できること、おすすめのツールまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

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目次

    MA(マーケティングオートメーション)ツールとは

    MAとは、集客や販売促進、顧客管理などのマーケティングプロセスを自動化し、企業のマーケティング活動を支援するツールです。主な機能としてリード管理(見込み客管理)、リードジェネレーション、リードナーチャリング、ユーザーログの収集および分析のための機能を備えています。
    一般的なマーケティングプロセスの大部分を自動化できますが、それには人間側が設計したシナリオが必要です。導入を検討する際は、各ツールの基本機能に加えて自動化できる部分、自動化できない部分を理解しておくことをおすすめします。

    関連記事はこちらなぜMAが必要なのか?導入の際の注意点も解説!

    MAツールできること

    MAツールでできることは主に「リードジェネレーション」「リードナーチャリング」「リードクオリフィケーション」「見込み客の管理」の4つです。それぞれについて詳しく解説します。

    リードジェネレーション

    リードジェネレーションとは、Web広告やコンテンツマーケティング、セミナー、SNSなどの「リード(見込み客)」を獲得するための活動のことを指しています。MAツールにはフォーム作成機能やLP作成機能があるため、リードジェネレーションを自動化できます。

    ちなみに、リードジェネレーションの体制が整っている企業は、そうでない企業に比べて生産性と売上が顕著に向上します。マルケトの調査によると、体制が整備された企業では業務時間の73%を営業活動に費やせる一方、未整備の企業ではマーケティング工数が増え、営業活動に使える時間は全体の57%にとどまります。

    リードジェネレーションを効果的に展開することで、ターゲット選定や管理にかかる工数を削減し、営業活動に集中できるようになります。

    関連記事はこちらリードジェネレーションとは?代表的な7つの手法やプロセス、ナーチャリングとの違いについて解説

    リードナーチャリング

    リードナーチャリングとは、獲得した見込み顧客を育成し、購買意欲を高める活動のことです。

    具体例を挙げると、WEBサイトや展示会などのマーケティング活動で集めたリード(見込み客)に対し、メールなどで継続的なコミュニケーションを取り、検討度が上がったタイミングで商談・受注に繋げる活動のことを指します。

    MAツールでは、メールマーケティング機能やシナリオ設計機能を使ってリードナーチャリングを自動化できます。

    関連記事はこちらリードナーチャリングとは?成果を出す具体的な実践方法を5つのステップでご紹介

    リードクオリフィケーション

    リードクオリフィケーションとは、獲得した見込み顧客の中から、購買意欲の高い顧客を選別する活動のことです。選別を行うためには、見込み客の行動データや興味関心を分析し、購買意欲が高いかどうかを評価することが必要になってきます。

    データや行動のログを活用する必要があるため、多くの場合、MAツールのスコアリング機能や見込み客の行動を検知する機能を使ってリードクオリフィケーションを自動化することが一般的です。

    リードクオリフィケーションを行うことで、営業チームはより効率的に有望な見込み客に対してアプローチでき、無駄なリソースを削減することができます。

    関連記事はこちらリードクオリフィケーションとは?営業にもたらすメリットと具体的な進め方

    見込み客(リード)の管理

    MAツールは、獲得した見込み客(リード)の情報を一元管理し、可視化することができます。具体的には、顧客データベースによる見込み客の属性や行動履歴などの一元管理や、属性情報や行動履歴に基づいて見込み客をセグメントできる機能があります。

    これにより、常に変化する見込み客の状況を正確に把握し、適切なタイミングでアプローチすることができるようになります。

    関連記事はこちらリード管理とは?行うメリットや流れ、方法など基礎から解説

    MAツールの主な機能

    MAツールには多機能なものからシンプルなものまで多岐にわたります。ここでは、MAツールの代表的な機能を目的ごとに分類したうえで、ご紹介します。

    目的 機能
    リードジェネレーション LP(ランディングページ)作成
    フォーム作成
    ポップアップバナー作成
    広告媒体との連携
    リードナーチャリング メール作成・配信
    シナリオ設計
    顧客行動分析
    リードクオリフィケーション スコアリング
    行動検知
    リード管理 顧客情報の一元管理
    CRM・SFAとの連携

    関連記事はこちらマーケティングオートメーション(MA)で何ができる?10個の定番機能を解説!

    LP(ランディングページ)作成

    ランディングページ(LP)とは、専用サイトや広告経由で商品やサービスに興味を持った見込み客が、サイトに入って最初に閲覧するページのことです。

    MAツールでは、ドラッグ&ドロップ操作で直感的にLPを作成できる機能や、テンプレートを利用できる機能が提供されており、専門知識がなくても高品質なLPを制作できます。もちろん、複雑なコーディングをおこなうことも不要です。

    A/Bテスト機能が搭載されているものもあり、複数のLPデザインを比較して効果検証をおこなうこともできます。また、LPへのフォーム埋め込みや動画埋め込みなどのカスタマイズも可能です。

    フォーム作成

    Webサイトに設置する問い合わせフォームや資料請求フォームなどを簡単に作成できる機能です。LP作成と同様、ドラッグ&ドロップ操作で直感的にフォームを作成できるMAツールが多く、プログラミング知識がなくても容易に扱えます。

    フォーム作成機能では、入力項目のカスタマイズや自動応答メール設定など、多様な設定が可能です。また、フォームに入力された情報は、MAツール内の顧客データベースに自動的に蓄積され、後のマーケティング活動に活用できます。

    ポップアップバナー作成

    Webサイト訪問者の行動に合わせて、ポップアップバナーを表示できる機能です。ユーザーごとに適切なタイミングで情報を提示することで、コンバージョン率の向上を図ることができます。例えば、特定の商品ページを閲覧した訪問者に対して、関連商品のキャンペーン情報を表示するといった活用方法があります。

    ポップアップバナー作成機能では、表示タイミングや表示条件、デザインなどを細かく設定できます。また、A/Bテスト機能を利用して、効果の高いバナーデザインを特定することも可能です。

    広告媒体との連携

    Google広告やSNS広告など、各種広告媒体と連携することで、広告の効果測定や最適化をMAツール上で一元的に行えます。広告からWebサイトへの流入状況やコンバージョン率などをリアルタイムで把握し、広告戦略の改善に役立てられます。

    この機能では、広告クリック数やインプレッション数、コンバージョン数などのデータを自動的に取得し、レポートとして出力できます。また、広告から流入した訪問者の行動をMAツール上で追跡し、リード情報と紐付けることで、広告の効果をより正確に把握できます。

    メール作成・配信

    MAツールでは、メール配信やメールマーケティングを実施することが可能です。

    一斉送信だけでなく、ある条件によって分類した見込み客それぞれに適した内容のメールを送信できるセグメントメール送信機能などもあります。

    例えば、「Aページを閲覧した見込み客にはAコンテンツを送る」「Aコンテンツを閲覧した見込み客にはB特典を配信する」「B特典を利用して購入した人にはC特典を付与する」など、ユーザーごとの行動に応じてメール配信の条件を設定することが可能となっています。

    ドラッグ&ドロップの直感的な操作でHTMLメールを作成できる機能や、A/Bテスト機能、効果測定機能などが提供されています。また、顧客の行動に応じて自動的にメールを送信するトリガーメール機能も搭載されています。

    関連記事はこちらWEBページ来訪に応じて自動アプローチできるトリガーメール機能とは?

    関連記事はこちらMAツールとメール配信システムのどちらを導入すべき?機能の違いや選び方を解説

    シナリオ設計

    顧客の行動や属性に合わせて、複雑なマーケティングシナリオを設計・実行できます。

    Webサイト訪問後に資料請求した顧客に対して、自動的にフォローアップメールを送信したり、特定の行動を取った顧客を営業担当者に通知したりすることが可能です。例えば、1日目にステータス確認メール、7日目にデモ情報メール、14日目に特別割引キャンペーンメールといったシナリオを設定し、自動的にメールを配信することができます。

    シナリオ設計機能では、顧客の行動や属性をトリガーとして、メール送信やWebサイト表示、営業担当者への通知など、多様なアクションを組み合わせたシナリオを作成できます。また、シナリオの効果測定機能も搭載されており、シナリオの改善に役立てられます。

    関連記事はこちらマーケティングオートメーション(MA)のシナリオとは?設計方法から成功のコツを徹底解説!

    顧客行動分析

    Webサイトの行動履歴やメールの開封状況など、顧客の行動を詳細に分析できる機能です。

    「どのページを見ているのか?」「どのくらいの時間サイトに滞在しているのか?」「どの商品をクリックして詳細を見ているのか?」といった行動履歴から、商品やサービスへの関心度を判断することが可能となっています。

    この機能では、Webサイトの行動履歴やメールの開封状況、フォームの入力状況、広告のクリック状況など、多様なデータを分析できます。また、顧客の属性情報や購買履歴などのデータと組み合わせることで、より深い分析が可能です。

    スコアリング

    顧客の行動や属性情報に基づいてスコアを付与し、購買意欲の高いリードを抽出できます。スコアが高いほど、その見込み客は購買につながる要素を持っている可能性が高いです。

    例えば、Webサイトの特定ページを閲覧した、特定の資料をダウンロードしたなどの行動に対してスコアを付与し、スコアの高いリードを営業担当者に優先的にアプローチするように促せます。

    スコアリング機能では、顧客の行動や属性情報に基づいてスコアを付与するルールを自由に設定できます。スコアの推移をグラフで可視化したり、スコアの高いリードを自動的に抽出したりする機能も搭載されています。

    関連記事はこちらスコアリングとは?目的や重要性を解説!MAツールを使うなら必見

    行動検知

    特定の顧客行動を検知した際に、自動的にアラートを通知できる機能です。これにより、リアルタイムな対応が可能となり、機会損失を防ぎます。

    例えば、高額商品ページを閲覧した顧客や、過去に購入履歴のある顧客が再訪した場合などに、営業担当者に通知を送ることが可能です。

    この機能では、検知する顧客行動や通知先などを自由に設定できます。また、検知した顧客行動に応じて、自動的にメールを送信したり、Webサイトの表示内容を変更したりする機能も搭載されています。

    顧客情報の一元管理

    顧客の属性情報や行動履歴、購買履歴などを一元管理できます。

    管理できる情報としては、例えば、会社名、個人名、役職、部署、住所、電話番号、自社サイトへの訪問履歴、流入経路、商品・サービスの購入履歴、イベント参加情報、アンケート結果などが挙げられます。

    顧客に関するあらゆる情報を集約することで、顧客理解を深め、一人一人に最適化されたマーケティングを実現します。また、顧客情報を部門間で共有することで、より効率的な顧客対応が可能になります。

    CRM・SFAとの連携

    CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)と連携することで、営業部門との情報共有を円滑化し、マーケティングと営業の連携を強化します。

    例えば、MAツールで獲得したリード情報をCRMに自動連携し、営業担当者がスムーズにフォローアップできるようにするといった活用方法があります。

    CRM・SFA連携機能では、顧客情報を自動的に同期したり、MAツール上でCRM・SFAの情報を参照したりできます。また、MAツールで得られた情報をトリガーとして、CRM・SFA上でアクションを実行することも可能です。

    関連記事はこちらMA・CRMは何が違う?取り組む前に理解を深めよう

    MAツールの導入メリット

    インターネットの普及などにより顧客の購買行動は変化・多様化しています。そのため、マーケティングの手法も複雑になりました。
    かつてマーケティングは人の手で行われてきました。しかし、現在はマーケティングに求められる要素が増えて手法が複雑化し、工数も膨大になったことから手動のマーケティングには限界が生じています。
    そのような背景から、マーケティングに関する業務を自動化できるMAツールを導入する企業が増えています。

    MAツールの最大のメリットはマーケティング業務の自動化ですが、それ以外にもいくつかポイントがあります。
    中でも大きいのが、マーケティングの精度を高められる点です。人の手で作業を行うと、どうしてもミスが発生するリスクがあります。それに対して、システムであればミスのリスクはほとんどなく、高い精度でのマーケティングが可能になります。
    マーケティングでは、わずかなデータのズレなどが最終的に大きな歪みとなってしまうケースも少なくありません。そのため、高精度なMAツールとマーケティングは非常に相性が良いといえます。

    関連記事はこちらマーケティングオートメーションのメリットとデメリットを詳しく解説

    MAツールの導入方法

    MAツールを導入するとなった際、どのような流れで進めていくのが良いかを紹介します。

    ①現状の課題とMAツール導入目的の洗い出し

    まず、自社のマーケティング・営業活動における課題を明確にし、MAツール導入によって達成したい目標を設定します。導入の目的を共有し、関係者間の合意を得ることが重要です。

    -よくある課題

    • 新規リード獲得件数の減少
    • 営業効率の悪化
    • 売上減少

    -MAツール導入の目的例

    • 新規リード獲得件数の増加
    • 過去案件からの掘り起こし案件創出
    • 営業効率化の改善

    ②必要な機能の選定

    次に自社の目的に合った機能、なにに重き置くかを選定します。
    ここでポイントとなるのが、必要最低限の機能にとどめることです。
    MAツールは機能が非常に多いため、むやみにやたらに機能を選定しても、導入後に結局使いこなせず、コストに見合ったパフォーマンスを発揮することができません。

    -MAツールの主な機能

    • 顧客情報の管理
    • メール配信
    • ランディングページ作成
    • 顧客行動分析
    • スコアリング
    • CRM連携
    • レポート作成
    • API連携

    -評価ポイントの例

    • 使いやすさ
    • カスタマイズの柔軟性
    • コストパフォーマンス

    ③予算の確保

    MAツールを導入する際の費用として、「初期費用」「月額費用」「追加費用」と大きく3つの要素があります。

    各費用の相場感を元に導入後想定される費用対効果や運用コストも考慮し、予算を設定します。

    ④ツール選定

    複数のMAツールの比較検討を行い、選定基準に基づいて最適なツールを選びます。
    無料トライアルやデモ、比較サイトなどで実際に利用しているユーザーの声などを活用しましょう。

    -MAツールの選定基準例

    • 導入/運用コスト
    • 必要な機能が最低限搭載されているか
    • かんたんに操作ができるか
    • 導入後に運用サポート体制があるか
    • MAツールのセキュリティ対策が万全か

    ⑤導入コスト

    そしていよいよ導入になります。

    ツールの設定やシステム連携など運用開始に際し必要な作業を行い、晴れて運用スタートとなります。

    MAツールの種類と選び方

    MAツールは、その機能や特徴に応じて、3つのタイプに大別できます。企業規模や社員のマーケティングスキル、予算などに応じて適切なツールを選択することが重要です。ここでは、ツールの選び方も解説します。

    分類 特徴 予算 こんな企業におすすめ
    シンプル型 MAの基本機能が低コストで使える 初めてMAを導入する企業
    シナリオ特化型 高度なシナリオ設計が可能 複雑なシナリオで売上向上を狙いたい企業
    多機能型 CRMやSFAとの連携まで可能 部門間連携を強化したい企業

    シンプル型

    シンプル型MAツールは、初めてMAツールを導入する企業や、主に中小企業やスタートアップ、個人事業主など、MAツールの導入を検討しているものの、複雑な機能や高度なシナリオ設計を必要としない企業に適しています。

    主に、メールマーケティング、リード管理、簡単なレポート機能などが搭載されています。

    シンプル型の特徴は、操作が簡単で導入しやすい点です。複雑な設定や高度な分析機能を必要としない場合や、まずはMAツールを試してみたいという場合に適しています。また、比較的低価格で利用できるものが多く、予算を抑えたい場合にもおすすめです。

    シナリオ特化型

    MAツールの経験者が社内にいる場合に検討すると良いでしょう。顧客体験の向上やコンバージョン率の最大化を目指す企業、高度なマーケティングオートメーションを実現したい企業に適しています。

    シンプル型よりも複雑なシナリオ設計が可能になる点が特徴で、顧客の行動や属性情報に基づいて、複雑なマーケティングシナリオを設計・実行することに特化しています。顧客の行動をトリガーとした自動メール送信やコンテンツ表示など、高度なマーケティングオートメーションを実現できます。

    シナリオ特化型MAツールは、高度な機能を持つため、使いこなすには専門知識や経験が必要です。また、導入・運用コストが高くなる傾向があります。

    多機能型

    機能が豊富なため、上級者向けのMAツールとなります。

    マーケティングオートメーション機能だけでなく、CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)などの機能も搭載しています。マーケティングから営業までの顧客管理を一元的に行いたい場合や、部門間の連携を強化したい場合に最適です。

    多機能型は非常に高機能であるため、使いこなすには高度な専門知識や経験が必要です。また、導入・運用コストも高くなる傾向があります。そのため、自社のKPIや予算に合わせて、必要な機能とコストのバランスを考慮してツールを選ぶことが重要です。

    初めての導入におすすめのMAツール4選

    ここでは、初心者でも扱いやすく、比較的低コストで、導入効果を実感しやすいおすすめのMAツールを4つ紹介します。

    ※この表は横スクロールが可能です。

    サービス名 提供会社 料金体系 初期費用 無料トライアル 主な機能
    配配メールBridge 株式会社ラクス 要問い合わせ 要問い合わせ 企業リストダウンロード、メール配信、ステップメール、フォーム機能、ポップアップ、web来訪通知、ホットリード抽出、シナリオ機能、kintone・Salesforceとの連携
    List Finder 株式会社イノベーション フリー:0円/月
    ライト:45,000円/月
    スタンダード:69,000円
    プレミアム:92,000円
    0円~ アクセス解析、スコアリング、フォーム作成、優先リード通知、メール配信、名刺データ化代行
    BowNow クラウドサーカス株式会社 フリー:0円/月
    スタンダード:36,000円/月~
    要問い合わせ アクセスログ解析、フォーム作成、メール配信、ABMテンプレート、追客アラート機能、商談履歴管理、kintone・Salesforceとの連携
    Kairos3 Marketing カイロスマーケティング株式会社 スタンダード:15,000円/月~
    プロ:150,000円/月~
    要問い合わせ 要問い合わせ リード管理、フォーム作成、LP作成、メール配信、セグメンテーション、シナリオ、Webパーソナライズ、スコアリング

    1.配配メールBridge

    配配メールBridge

    商談獲得に特化した「配配メールBridge」は、リスト数がゼロの状態からでも新規顧客開拓を始められる初心者向けのMAツールです。

    メール配信ツール「配配メール」にMA機能を実装しているため、メールマーケティングを中心にMAを活用したい企業やメルマガの一斉配信から脱却したい企業にぴったりのツールとなっています。

    機能面では、自社のターゲットに合った企業リストをダウンロードすることができ、リストがゼロの状態からでもメールとWebを通じて効率的な新規開拓を始めることができます。

    また、複数のメール配信結果を横断して温度感の高い見込み客を抽出することができる「ホットリード抽出」の機能や、自社サイトに訪問した見込み客をリアルタイムで営業担当に通知する「来訪通知機能」が特徴です。

    シンプルな設定画面のため、専門知識を必要とせずに操作することができるだけではなく、専任担当による無償の導入活用支援や、充実したアフターフォロー体制があることも特徴です。

    2.List Finder

    List Finder

    List Finderは、BtoB企業にとって「本当に必要な機能」のみを搭載した使いやすいMAツールです。機能が複雑ではなく画面設計もシンプルであるため、誰でも簡単に扱えます。

    優先リード通知機能が搭載されており、見込み客がWebサイトを閲覧したタイミングでメールが届くのも特長です。アプローチすべきタイミングを逃さずにすみます。

    3.BowNow

    BowNow

    BowNowは、シンプルな設計で手軽に使えるMAツールです。操作性が高く、MAツールの利用が初めてでも問題なく使いこなせるでしょう。

    機能面の制限はありますが完全無料のフリープランも用意されているため、「MAツールがどのようなものか試してみたい」というニーズにも対応しています。

    導入後の設定も簡単です。時間のかかるシナリオ設計やスコアリングの設定も、テンプレートを活用して効率よく行うことが可能です。

    4.Kairos3 Marketing

    Kairos3 Marketing

    Kairos3 Marketingは、豊富な基本機能とオプション機能で、シンプルな運⽤からハイレベルな運⽤まで幅広くカバーしているMAツールです。

    基本機能としては、見込み客の管理やメール配信、フォーム・LP作成、スコアリングなどが搭載されています。オプション機能では、シナリオ設計や外部サービスとの連携、ファイルの管理・共有が可能です。

    MAの基本的な機能が使えるスタンダードプランから、複雑なシナリオ設計にまで対応したプロプランがありますが、まずはコストを抑えて始めたい場合はスタンダードプランを選択すると良いでしょう。

    自社の課題やニーズに合わせてオプション機能を柔軟に選べるため、無理なく利用することができます。

    関連記事はこちら【2025年最新】MAツールおすすめ13選を比較!各社の料金・機能を一覧表でご紹介

    MAツール導入前の注意点

    MAツールは、導入すればすぐに効果が出るというものではありません。導入前にしっかりと準備をしておくことで、よりスムーズに運用を開始し、効果を最大化することができます。

    ここでは、MAツール導入前に確認しておくべき5つの注意点を紹介します。

    リード数が十分にあるか確認する

    MAツールは、リード(見込み顧客)に対してマーケティング活動を自動化するためのツールです。そのため、十分なリード数がなければ、MAツールの効果を十分に発揮できません。

    リード数が少ない場合は、まずリードジェネレーション(リード獲得)の強化に取り組む必要があります。Webサイトの改善、SEO対策、広告出稿、SNSなど、様々な施策を組み合わせて、リード数を増やしましょう。

    早くリードを増やしたいという場合は、企業リストからリード獲得までツール内でできるMAもあります。

    例えば「配配メールBridge」には、企業リストダウンロードのオプションがありますので、お役立ち資料などのコンテンツをメール配信してリード獲得することが可能になっています。

    導入目的を明確にする

    「なぜMAツールを導入しなければならないのか」は企業によって異なります。

    MAツールを導入する目的をはっきりさせないまま導入してしまうと、期待していた効果が得られずコストだけがかかり続けてしまう結果になりかねません。

    「顧客管理を効率化したい」「メルマガ配信を効率化してコンバージョン率を向上させたい」など、MAツール導入の目的を明確にすることで、自社に必要な機能がみえてきます。

    機能の過不足がないか確認する

    機能が多すぎると、使いこなせない機能が増え、無駄なコストが発生する可能性があります。一方、機能が不足していると、必要なマーケティング活動が実施できない可能性があります。

    例えばリピーターを獲得したいと考えて導入したツールに定期購入のための自動決済機能が用意されていないと、本来の目的を果たすことができません。一方で不要な機能が多すぎると使いにくく感じてしまい、運用効率が下がる可能性もあります。

    無料トライアル期間などを活用して、実際にツールを操作し、必要な機能が揃っているかを確認することをおすすめします。

    人的リソースを確保する

    MAツールを導入しても、運用する担当者がいなければ、効果を十分に発揮できません。MAツールの運用には、専門的な知識やスキルが必要となる場合があります。

    • ツールを使いこなせる人材がいるか
    • 運用に必要な時間を確保できるか
    • 社内での教育体制は整っているか

    これらの点を事前に確認し、人的リソースを確保しておきましょう。

    ベンダーによっては、導入支援や運用サポートを提供している場合があります。これらのサービスを活用することも検討しましょう。

    コンテンツを充実させる

    MAツールの長所は、最も業務負荷の大きいリードナーチャリングの自動化ができることです。

    ナーチャリングには、お客様の興味喚起を促す魅力のあるコンテンツが重要になります。そのため、メールベースでのMA運用であればメルマガ、Webコンテンツ、ホワイトペーパーなどのコンテンツを用意するのが通常です。

    コンテンツが不足している場合、「ターゲットが欲しい情報」や「情報が欲しいタイミング」が不明瞭となり、MAツールの真価を発揮できません。リード数と同じく、MAはコンテンツという土台ありきで機能するツールといえます。

    関連記事はこちら失敗から学ぶ!MAツール導入の失敗の原因と成功のポイントを解説

    MAツールの導入事例

    ここでは、具体的な導入事例を通して、MAツールがどのように活用され、どのような効果を生み出しているのかを紹介します。

    事例1:従来のテレアポを脱却して商談獲得単価が1/2に

    ITコンサルティングのトータルソリューションサービスを提供されている株式会社テレマーカー様では、リストの上から順にテレアポを行うアナログな営業手法で新規開拓に取り組まれていました。

    ただ、この営業スタイルに非効率さを感じ、メールやweb施策を活用した新規開拓ができる配配メールBridgeを導入されています。

    メール配信をきっかけに見込み客がサイト訪問した際に、営業部隊へ通知を飛ばしたり予め作成しておいたメールが自動で送信される仕組みを構築することで、大幅に営業を効率化し、商談獲得単価を従来の1/2に抑えることに成功しています。

    好きな条件で絞って企業リストもダウンロードできるので、新規開拓が加速する点も嬉しいポイントです。

    出典:商談獲得単価は従来の1/2に - 導入事例|配配メールBridge

    事例2:スコアリングから新規アポイントを獲得

    採用コンサルティング会社HeaR様では、フォーム作成ツールとメール配信ツールでリード獲得、メルマガ配信を行っていましたが、約200ものフォームで獲得したリードを手動でスプレッドシートに転記する管理体制でした。

    そこで、リストの重複管理が上手くできないことや、転記に工数がかかりすぎるという点を問題視してKairos3を導入しています。

    マーケティングオートメーションを導入し顧客管理を行えるようになったことで、リードの管理工数が削減され、スコアリング機能を活用して新たなアポイントの創出もできるようになりました。

    出典:HeaR株式会社 | 導入事例 | 「Kairos3」

    まとめ

    MAツールは、企業マーケティングにおける強力な武器となります。適切な運用さえできれば、この上ない成果を生み出します。しかし、多機能ゆえに導入ハードルが高かったり、導入コストが高額だったりするのは事実です。もし導入に不安のある方は、配配メールBridgeのようなサービスも視野に入れてみてください。自社にMAツールを導入する利点を十分に検討し、自社に合ったツールを利用することが大切です。

    商談獲得特化型ツール
    配配メールBridge

    商談獲得に特化した「配配メールBridge」は、初心者でも簡単に新規顧客開拓を始められるMAプランです。

    シンプルな設定画面と専門知識不要の操作で、誰でもすぐに使い始められます。さらに、専任担当による無償の導入活用支援や、充実のアフターフォローで、安心してご導入いただけます。

    導入企業様の成功事例や改善要望を活かし、常にアップデートしていくことで、お客様の成果最大化に貢献いたします。

    この記事の執筆者

    山盛 有希子執筆者のXへのリンク
    株式会社ラクス
    ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課
    執筆者のXへのリンク
    山盛 有希子

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。

    オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。

    社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。