kintoneユーザー必見!
機能別に便利な拡張機能をご紹介
現在約30,500社(2023年9月時点)が導入している業務改善プラットフォーム「kintone」。
kintoneでは顧客情報や商談の進捗管理、見積書・請求書の作成といった営業活動における業務プロセスを改善することができます。
しかし、このような顧客管理だけではなく、営業活動や販促活動にkintoneを利用したいという方も多いのではないでしょうか?
そういった方には拡張機能の利用がおすすめです。
本記事では拡張機能の基本的な説明や注意点、各機能別拡張機能についてご説明します。
目次
kintoneとは
kintoneについて
kintoneとは、サイボウズ株式会社が提供するクラウドサービスです。
快適に・柔軟に、かつ自社でシステムを開発するよりもスピーディ&低コストで思いついた業務改善をすぐに実行できるのが特徴となっており、累計30,500社以上・毎月500社以上(2023年9月時点)が導入しているサービスです。
拡張機能とは
拡張機能について
kintoneの拡張機能とは、機能を増やしたり、カスタマイズしたりするためのソフトウェアです。
もちろん拡張機能がなくても標準機能として、アプリを作成したりkintone内でコミュニケーションを取ることができます。
しかし、実際に業務を進めていく中で「〇〇できる機能があればな…」といったケースもあるでしょう。
そういったときに、拡張機能が便利です。
拡張機能は大きく分けて3つの種類があります。
- kintone専用拡張機能サービス
サイボウズ社が提供する拡張機能です。
帳票出力やカレンダー、Webフォーム作成など、kintoneと一緒に使うと便利なサービスです。 - 外部サービス連携
kintoneと外部サービスを連携するための拡張機能です。
メールサービスやファイル管理サービスなど様々な外部サービスとの連携が可能です。 - 業種業務アプリパッケージ
特定の業種や業務に特化したアプリを提供する拡張機能です。
業種業務に特化した専用アプリがパッケージ化されており、1から作り込まなくてもすぐに使い始められます。
現在、200を超える拡張機能があり、サイボウズ社だけでなく、あらゆる企業が拡張機能を提供しています。
kintoneの拡張機能は、kintone公式サイトやkintoneの拡張機能を提供するベンダーのWebサイトから入手ができ、業務効率化や業務改善に役立ちます。
拡張機能の注意点
開発が必要な場合がある
基本的に公開済みの拡張機能を利用する場合、開発は不要です。
しかし、拡張機能のカスタマイズや独自機能の追加、特殊な環境に適合させたい場合は追加開発が必要です。
開発方法としては、自社で開発する方法と kintone開発パートナーや提供ベンダーへ依頼し開発を行う方法です。
自社で開発する場合、リソースは最小限で抑えることができますが、専門的な知識も必要になるため、自社開発が難しいようであれば、外部に依頼する方法をおすすめします。
セキュリティリスク
拡張機能は無料・有料問わず提供されています。
無料で提供されている拡張機能は、場合によっては脆弱性が存在することがあり、外部からの不正アクセスや情報漏洩などのリスクが高まります。
そのため、以下の点に注意が必要です。
- 信頼できる開発者から提供されている拡張機能のみをインストールする。
- 拡張機能のソースコードが公開されている場合は、セキュリティ上の脆弱性がないか確認する。
コスト
kintoneにはライトコースとスタンダードコースの2種類のコースがありますが、拡張機能を利用するためには、スタンダードコースを契約する必要があります。
また、有料の拡張機能を導入する際は、少なからずコストが発生します。
「便利だから」という理由で、手当たり次第に導入してしまうと、気がついたらコストがかさんでいたという結果になります。
あらかじめ利用用途や利用環境などを明確化し、その上で必要なプラグインを見極める事が必要です。
機能別!実際の拡張機能のご紹介
ワークフロー
-X-point Cloud
株式会社エイトレッドが提供する直感的・簡単に操作できるサービスで、kintone連携ワークフローで圧倒的な導入実績があります。
kintoneのデータを利用してシームレスにX-pointでワークフローを申請したり、承認された書類データや添付ファイルを自動的にkintoneへデータを登録することができます。
双方向的なデータ連携が可能で、データ件数が多い場合にはkintoneアプリからのCSVファイルをX-pointで一括申請を行うことも可能です。
-BizteX Connect
BizteX株式会社が提供するG Suiteなどの各種クラウドサービスをノーコードで簡単に接続し、自動化フローの作成ができるプラットフォームです。
他システムに登録されている情報を元にしたレコード作成や定期的なレポートの出力等、双方向の連携に対応可能です。
kintoneに登録した商談予定日などの情報をGoogleカレンダーに登録することも可能です。
給与・勤怠・経費精算・会計
-kincone
株式会社ソウルウェアが提供する使いやすく直感的に操作ができる勤怠・交通費のクラウド一元管理サービスです。
ICカードやアプリでの打刻だけでなく、チャットやブラウザでの打刻も可能です。
kintoneにアプリを作成し、そのアプリに勤怠や交通費の情報の連携が可能です。
-freee for kintone
フリー株式会社が提供する営業管理から会計業務までを効率化できるサービスです。
契約関係周りをkintone、その後はfreee for kintoneを使えば一連業務のコストを圧縮できるだけでなく、見積書などの各種発行書類をkintoneに自動的に連携することができ、営業と経理間の連携を楽にすることができます。
-マネーフォワード クラウド for kintone
株式会社マネーフォワードが提供する営業管理から請求・決済・入金管理まで一気通貫で作業を効率化できるサービスです。
kintoneにある顧客データや商談データをもとに、マネフォワードクラウドに1クリックで、見積書や請求書などを作成、更新することが可能です。
営業・顧客管理
-Hot Profile
株式会社ハンモックが提供する「名刺管理」「マーケティング施策」「SFA」の3つの領域にまたがる業務をオールインワンで連携することのできるクラウド型営業支援ツールです。
kintoneとAPI連携することで、kintoneから直接HotProfileの情報を参照し、クリック操作で最新の情報に更新することができます。
-Eight Team
Sansan株式会社が提供する名刺管理サービスです。
スマホで撮影した名刺データをボタン1つでkintoneと連携することが可能です。
また、最新の名刺データを元に情報更新もできるため、気づかないうちに古くなっている顧客情報を常に最新の状態にすることができます。
マーケティング
-kMailer
トヨクモ株式会社が提供するkintoneに連携できるメール送信システムです。
kintone内のデータを引用したメールの作成やkintoneで管理している宛先にメールの一斉送信が可能です。
また、日時を指定した予約送信なども可能です。
-配配メール
株式会社ラクスが提供するメール配信や効果測定・分析などが効率化し、優先度の高い見込み客へのアプローチを可能にするメールマーケティングサービスです。
kintoneと配配メールを連携することで、kintoneで管理している顧客情報を配信リストに自動で同期でき、配配メールでの送信結果や分析結果などをkintoneの顧客情報に反映することも可能です。
-ferret one
株式会社ベーシックが提供するBtoB企業がマーケティング活動を行う上でのお困りごとを解決するBtoBマーケティングサービスです。
ferret OneのCMS機能を用いてノーコードで作成したフォームから得たリード情報などを自動でkintoneに情報連携ができるため、抜け漏れ・対応漏れなく管理が可能です。
まとめ
kintoneは累計30,500社以上が導入している業務改善プラットフォームです。
kintoneの拡張機能を活用することで、kintoneをより便利に、より効率的に利用することができます。
しかし、セキュリティ面やコスト面などで注意するべきことがあるので、慎重に吟味し、方針立てて利用することをおすすめします。
ぜひ、目的に合った拡張機能を見つけて、活用してみてください。