イベント集客のコツとは?具体的な集客方法やアイデアも併せて解説

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イベント集客のコツとは?具体的な集客方法やアイデアも併せて解説

イベントを開催する上で、集客は重要なポイントです。イベントの開催を検討している方の中には、集客に悩んでいる方が多いことでしょう。イベントを開催したとしても、集客できなければ意味がありません。

本記事では、イベントの集客を行うための準備、具体的な集客方法、行うコツやアイデアを解説します。

関連記事はこちらすぐ実践できる集客方法10選!効果的な集客のコツも紹介

目次

    イベント集客を行うための準備

    集客力のあるイベントを開催するには、事前準備が必要です。イベントの企画段階で、以下のことを意識して準備をしましょう。

    • イベント開催の目的や目標を定める
    • 集客するターゲットを絞り込む
    • ターゲットが得られるメリットを整理する

    それぞれ解説していきます。

    イベント開催の目的や目標を定める

    まずは、イベントを開催する目的や目標を定めましょう。イベントは目的や目標を達成するための手段であり、イベント開催自体が目的ではありません。

    イベント開催には、主に以下のような目的や目標があげられます。

    • 新規顧客の獲得
    • 自社ファンの構築
    • 商品やサービスの認知拡大
    • 購入意欲の向上

    目的や目標を明確にすることで、達成するためにはどのようなイベントを開催するべきなのかが見えてきます。

    集客するターゲットを絞り込む

    イベントの目的や目標に沿って、集客するターゲットを絞り込みましょう。多くの人に参加して欲しいという理由から、ターゲットを幅広く設定すると、イベントの魅力が伝わりにくく、期待する集客効果は得られません。

    目的・目標を達成するために集客したいターゲットを明確にしておくことで、イベントの企画を立てやすくなります。

    ターゲットが得られるメリットを整理する

    ターゲットが得られるメリットを整理しておきましょう。イベントに参加することでターゲットがどのようなメリットを得られるのか具体的に提示することが大切です。

    たとえば、参加特典としてオリジナルのプレゼントがもらえる、割引があり安く購入できる、子どもと一緒に楽しめるといったメリットがあげられます。イベントに参加する前後で、ターゲットにとってどのようなプラスな変化があるのかをイメージしてもらうことで、集客に繋がりやすくなります。

    イベント集客の具体的な方法例6つ

    イベントの集客をするための具体的な方法は、以下のとおりです。

    • SNSを利用して告知する
    • メルマガで案内を送る
    • Web広告やマス広告などを活用する
    • 紙媒体のダイレクトメール(DM)やチラシを送付する
    • テレアポで直接アピールする
    • YouTubeのような動画サイトで情報を発信する

    集客方法は、ターゲットやBtoB、BtoCによっても異なります。開催するイベントに合った方法を選びましょう。

    それぞれの方法のメリットを解説します。

    1.SNSを利用して告知する

    SNSは費用がかからず、誰でも手軽に発信できるツールです。拡散力が非常に強いため、イベントや自社を知らない人にも情報を広げられます。また、イベント開催の告知だけでなく、提供するサービスや商品の口コミとしても活用できるでしょう。

    ただし、SNSにはInstagram・X(旧Twitter)・Facebookなどさまざまな種類があります。ユーザー層や特徴が異なるため、開催するイベントに合ったSNSを利用しましょう。

    2.メルマガで案内を送る

    メルマガは元々自社に興味があるユーザーが登録していることが多いため、良い反応を示してくれる可能性が高く、集客につながりやすいといえます。イベントの開催が決まった時や開催の直前など好きなタイミングで案内を送ることができるのもメリットです。

    ただし、ユーザーにとって有益な情報ではないと判断されたり、あまりにもしつこく送ったりすると、メルマガの登録自体を解除される恐れがあるため注意しましょう。

    関連記事はこちら読みたくなるメルマガとクリックしたくなるメルマガのポイントをセミナー集客例文で紹介

    3.Web広告やマス広告などを活用する

    Web広告は顧客情報がなくとも、ユーザーの年齢・性別・所在地・趣味嗜好などの属性をターゲティングできるため、参加する可能性の高いターゲットに絞り、効率の良い集客ができます。

    特に、GoogleやYahoo!のディスプレイ広告やYouTubeの動画広告、SNSの広告は、集客が期待できるでしょう。ただし、Web広告の運用は、専門的な知識やスキルが必要となるため、できない場合は外注を雇うこととなり、コストがかかる可能性があります。

    また、テレビCM・ラジオ・新聞などのマスメディアに掲載されるマス広告は、不特定多数のユーザーにアプローチできる集客方法です。しかし、費用が高額になりやすい点がデメリットといえます。

    4.紙媒体のダイレクトメール(DM)やチラシを送付する

    ハガキや封書といった紙媒体のダイレクトメール(DM)やチラシは、届けたい人に直接アプローチできるツールです。紙媒体のダイレクトメール(DM)は、平均開封率が20~25%のEメールに比べ、平均開封率が80%とかなり高く、高い集客率が期待できます。

    また、工夫次第で開封率をあげることも可能です。たとえば、文字に凹凸をつけたり、肌触りの良い特徴的な紙を使用したりするなど、視覚や触感からアピールできます。他にも、宛名を各位ではなく、個人名にすると、特別感があり、印象に残りやすくなるでしょう。

    ただし、印刷代やポスティングに時間や費用がかかる上に、紙媒体のダイレクトメール(DM)であれば送り先の情報がないと送れないのがデメリットといえます。

    関連記事はこちらDM(ダイレクトメール)の開封率を上げるコツは?開封率や反応率の計算法なども解説

    5.テレアポで直接アピールする

    テレアポは電話番号さえわかれば、簡単にイベントの情報を知らせられる上に、BtoB・BtoCどちらにも有効な方法です。直接魅力を伝えることができるため、集客にもつながりやすいでしょう。

    ただし、1件ずつ電話をかけるため相当な労力が必要です。また、テレアポに嫌悪感を示す方も多く、クレームに発展するなどのトラブルが発生する可能性も考えられるため、注意してください。

    メルマガを開封した方や紙媒体のダイレクトメール(DM)で反応があった方だけに電話をかけていくのも良いでしょう。

    関連記事はこちらテレアポ営業の時間帯は業種や個人・法人で選ぶ!タイミングを紹介

    6.YouTubeのような動画サイトで情報を発信する

    動画サイトは視覚と聴覚からアプローチできるため、テキストよりもわかりやすく伝えられるツールです。また、一本の動画に商品やサービスの特徴や機能など多くの情報を発信できるのもメリットといえます。さらには、広告の表示回数や動画の再生回数、再生時間から、ターゲットの反応を見ることも可能です。

    しかし、動画の編集スキルが必要です。動画のクオリティが低い場合は、逆効果になる恐れもあるため注意してください。もし動画編集のスキルに不安を感じる場合は、コストはかかってしまいますが、動画制作会社などの外注への依頼を検討しましょう。

    イベント集客に役立つアイデアの例

    類似するイベントがすでに開催されている場合、ただ開催するだけでは魅力を感じてもらえない可能性があります。そこで、以下のようなイベント集客に役立つアイデアを取り入れ、工夫するのがおすすめです。

    • 他企業との合同・コラボでイベントを行う
    • 参加者同士での交流会を行う
    • 無料で参加できるようにする

    それぞれのメリットについて解説します。

    他企業と合同・コラボでイベントを行う

    他企業との合同・コラボでイベントを行う場合、他企業の顧客も集客対象となるため、より多くの集客が望め、大規模なイベントを開催できます。

    コラボする企業は、同業種・異業種から選択可能です。たとえば、同業種の場合は製品やサービスを比較しやすい環境が生まれます。このように、目的やターゲットに合った企業に参加を依頼しましょう。

    参加者同士での交流会を行う

    交流会には、新規顧客同士での交流会・既存顧客と新規顧客での交流会・既存顧客同士での交流会といったように、複数の種類があります。新規顧客同士の交流会の場合は、ただ単に人数を集めるのではなく、今後も継続していただけるよう質の高い交流会を開催するべきです。

    既存顧客と新規顧客の交流会の場合、商品の魅力を直接伝えてくれる良い機会となるでしょう。既存顧客のみの交流会の場合、特別感を得られ、自社の根強いファンになってくれる可能性もあります。

    また、主催者側にも自社の商品やサービスに対する参加者の生の声が聞けるというメリットがあります。

    無料で参加できるようにする

    イベントに無料で参加できるようにすることで、金銭的なハードルが下がり、より多くの参加者の来場が見込めます。

    ただし、参加費が無料となると、イベント自体に興味がない方の参加率が高くなる上に、利益がなくなり、イベントの運営費が全て自社負担となるため、もし集客に失敗したとしても損失が大きくならないよう慎重に計画を立てる必要があります。

    イベントの集客を成功させるコツ

    イベント集客を成功させるには、以下のようなコツが必要です。

    • 参加者の負担を減らし申込みのハードルを下げる
    • ターゲットがなにを求めているのかを調査する
    • 特色を出し他のイベントと差別化する
    • イベントの内容が一目でわかるようなタイトルをつける
    • イベント集客の効果測定を行う

    それぞれ解説します。

    参加者の負担を減らし申込みのハードルを下げる

    参加者の心理的、金銭的な負担を減らし申込みのハードルを下げることで、集客がしやすくなります。参加するのに厳しい条件や申込みがあったり、参加費がかかったりすると、心理的、金銭的なハードルが上がり、魅力的なイベントであっても参加しづらくなってしまいます。

    申込み不要・参加費無料・誰でも参加可能といったように、参加者の手間や負担がかからないように工夫すると良いでしょう。

    ターゲットがなにを求めているのかを調査する

    ターゲットがなにを求めているのか調査することで、集客につながります。ただターゲットを絞るだけでは不十分です。ターゲットがなにを求めているのか知ることで、ターゲットの欲求を満たすイベントに繋げられるからです。

    イベントへの参加で欲求を満たせることをイベントの告知で伝えることにより、ターゲットの興味を促すきっかけになります。

    特色を出し他のイベントと差別化する

    集客する上でイベントの内容も重要です。よくある他のイベントと同じような内容では、魅力を感じてもらえません。特色を出し、他のイベントと差別化することで、イベントの希少性が上がり、集客につながります。

    たとえば、業界で影響力のある著名人の登壇など、このイベントに参加することでしか得られない要素を盛り込むと良いでしょう。

    オリジナル要素が思いつかない時には、他業種が開催しているイベントを参考にしてみるのもひとつの手です。ただし、参考元のイベントに寄せ過ぎてしまうと、イベントの目的や目標がずれてしまう可能性があるため、注意してください。

    イベントの内容が一目でわかるようなタイトルをつける

    誰にでもわかりやすくするため、イベントの内容が一目でわかるようなタイトルをつけることも重要です。

    たとえば、売上の伸び悩みを抱えるターゲットを対象とした場合、「売上が〇倍に伸びる方法」などといったように、どういうことを目的として開催されたイベントなのかがわかるようなタイトルをつける工夫をしましょう。

    また、心理的に行きたいと思わせる言葉を盛り込むのも集客を高められます。たとえば、年に数回しか開催しないイベントの場合、「今年はラスト!」などこの機会を逃してはいけないと思わせることで、参加したい気持ちを駆り立てられるでしょう。

    イベント集客の効果測定を行う

    イベント集客の効果測定を行うことで、次回以降のイベントに活かせます。イベントの集客の効果測定方法は、SNSでの反応、メルマガの開封やクリック率、イベント会場でのアンケートなどがあります。

    予想以上の結果が出たのであれば、成功要因を探り、他のイベントや次回以降のイベントに活用できます。一方で、期待する集客が望めなかったのであれば、うまくいかなかった原因を探り、次回への改善につなげられるでしょう。

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    関連記事はこちらセミナー集客からリードナーチャリングまで、メールで大きな成果を出し続ける秘訣とは?

    まとめ

    イベントを開催する上で、集客は重要なポイントです。イベントをただ開催すればよいのではなく、イベントを開催する目的や目標を決め、事前準備を行う必要があります。

    また、気軽に参加できるように参加者の心理的かつ金銭的な負担を減らしたり、すぐにイベントの内容がわかるようなタイトルにしたり、ターゲットの欲求を理解したり、他にはない魅力を盛り込んだりするといった工夫をすると、集客成功に繋がるでしょう。

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    この記事の執筆者

    山盛 有希子執筆者のXへのリンク
    株式会社ラクス
    ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課
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    山盛 有希子

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。

    オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。

    社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。