集客自動化で売上アップを狙う!自動化の方法やツール5選を紹介

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集客自動化で売上アップを狙う!自動化の方法やツール5選を紹介

集客の自動化が実現すれば、短時間・低コストで多くの顧客にアプローチできます。集客を自動化する手段は複数あり、ツールも多いため、自社に合った手段やツールを選択することが大切です。今回は、集客自動化の方法や、自動化に役立つ5つのツール、注意点などを解説します。

目次

    集客の仕組み化・自動化とは

    集客の仕組み化とは、誰が集客しても同じように成果を出せるよう、顧客を獲得する方法を確立することです。

    集客が属人化していると、集客をスムーズに行えない、業務の品質を保てない、特定の従業員に負担がかかるなど、さまざまなデメリットがあります。仕組み化を進めることで、集客の効率化につながります。

    そして、集客の自動化は、集客の仕組み化に加えて、さらに手間をかけずに集客を行うことです。うまく自動化できれば、自分で手を動かさなくても集客できるようになります。

    集客とは

    そもそも集客とは、自社サービスや商材を将来購入する可能性のある見込み客を呼び寄せることです。

    いくらホームページや商品ページにアクセスがあっても、その人たちに購入する気がなければ、売上にはつながりません。さまざまな手法を活用し、購買意欲のある見込み客を集めることが大切です。

    集客から成約、リピーターの獲得までの流れは、以下のようにまとめられます。

    集客→見込み客との関係性構築→成約→顧客との信頼性構築→リピーターの獲得

    集客自動化にはシステムやツールが必要

    集客を自動化するためには、集客するためのシステムを整え、ツールを導入する必要があります。

    たとえば、メルマガを定期的に配信して集客したいと思ったら、メルマガの内容と本文に掲載するリンク、メルマガを送る頻度など、メルマガ運用の仕組みを整えなければなりません。

    さらに、メルマガを自動で送信できる配信ツールを導入することで、集客自動化が実現します。

    集客を自動化するメリット

    集客自動化には、以下のようなメリットがあります。

    • 集客にかかるコストを削減できる
    • 業務効率や生産性向上につながる

    それぞれ見ていきましょう。

    集客にかかるコストを削減できる

    集客にかかるさまざまなコストを削減できるのは、自動化の大きなメリットです。

    見込み客を集めるのは簡単なことではありません。集客に成功するためには、顧客に関する知識や経験がある人材を担当者につけたり、外部の人材に委託したりする必要があります。

    集客を自動化できれば、人件費や外注費を削減でき、その分をコア業務に回せます。

    もちろん、自動化のためにツールやシステムを導入するとなると、導入コストがかかります。
    しかし、ノウハウがある経験者を採用したり、専門家に外注したりする費用を比較すると、導入コストの方が安く抑えられる可能性が高いです。また、仕組み化や自動化に成功すれば、導入コストを上回る成果を得られるでしょう。

    業務効率や生産性向上につながる

    集客を自動化することで、短時間で集客を行えるようになり、業務効率がアップします。

    社内の担当者や外部の専門家に依頼する場合、研修や事前の打ち合わせなどが必要になり、時間がかかることがあります。担当者が体調不良やライフステージの変化などで休職・離職した場合、新たな担当者を確保して、研修し直さなければなりません。

    集客の自動化に成功すれば、誰が担当してもスムーズに集客できるため、非常に効率的です。

    さらに、浮いたリソースを使って別の業務に注力できるため、生産性向上も期待できるのもメリットです。商品やサービスの改善、売上を伸ばす仕組みづくりなど、収益アップにつながるコア業務に注力できるようになります。

    集客を仕組み化・自動化する方法5ステップ

    集客を仕組み化・自動化する際は、以下のステップで進めましょう。

    1. ターゲットを明確化する
    2. 市場や見込み客を調査する
    3. ターゲットに伝えたいメッセージを決める
    4. 集客から購買までの全体的な流れを決める
    5. 見込み客を自動的に獲得する仕組みを考える

    ここでは、各ステップでやるべきことやポイントを解説します。

    1.ターゲットを明確化する

    まずは、商品やサービスのターゲットを明確化しましょう。ターゲットを明らかにすることで、適切な集客の方法や、伝えるべきメッセージを考える際に役立ちます。

    ターゲットだけでなく、ペルソナを設定することも欠かせません。ペルソナとは、大まかな顧客の属性だけでなく、個人のレベルまで落とし込んで人物像を設定したものです。たとえば、ターゲットを「東京都在住の40代男性」とした場合、ペルソナは「東京都在住の45歳のAさん、妻と子の3人暮らしで、趣味はランニング」のように具体的に設定しましょう。ペルソナを決めると、ターゲットのライフスタイルや趣味嗜好までを細かく検討できるようになり、どのタイミングでどのようなメッセージを発信すれば効果的であるかを考えやすくなります。

    ペルソナは、想像してなんとなく決めるのではなく、実際に商品やサービスを使っている層を調査し、リアルに設定することがポイントです。

    2.市場や見込み客を調査する

    次に、市場動向や競合他社の様子、集客したい見込み客などを徹底的に調査しましょう。

    具体的には、以下の項目について調査します。

    • 商品やサービス:自社が販売している商品やサービスの特徴、魅力など
    • 市場動向:市場のニーズ、トレンドなど
    • 競合他社:自社の競合他社の様子、競合と比較した自社の強みや弱みなど
    • 見込み客:見込み客の属性、課題、信念など
    • そのほか自社を取り巻く外部環境:政治、経済、社会、技術など

    リサーチは見逃してしまいがちですが、集客の仕組みを整えるうえでは非常に重要なステップです。

    3.ターゲットに伝えたいメッセージを決める

    リサーチ結果をもとに、ターゲットに伝えたいメッセージを考えましょう。

    一貫したメッセージを伝えることで、潜在顧客から見込み客、見込み客から顧客へと、顧客を変化させられます。

    メッセージを決める際のポイントは、以下のとおりです。

    • ありきたりではない、顧客の興味を惹けるようなメッセージにする
    • 顧客が自分ごととして捉えられるようなメッセージを考える

    メッセージを顧客に見てもらわなければ意味がありません。顧客にとって予想外の内容を提示したり、魅力的なワードを散りばめたりして、思わず読んでしまうようなメッセージを作成しましょう。

    また、顧客が自分ごととして捉えられるかどうかも重要です。インパクトのあるメッセージを作ろうとするあまり、顧客のニーズや課題から逸脱してしまうケースは少なくありません。自分に関係があるメッセージだと思ってもらえれば、メッセージに興味を持ってもらえるでしょう。

    4.集客から購買までの全体的な流れを決める

    メッセージを決めたら、見込み客を獲得する仕組みを作るため、集客から購買までの全体的な流れを決めます。見込み客をどこから集め、どのようなプロセスを経て購買につなげるか、全体像を設計してください。

    あらかじめ全体像を明確化することで、どの部分を重点的に改善するべきかがわかりやすくなり、闇雲に施策を講じる必要がなくなります。

    そして、各プロセスでメッセージを伝えられる方法を工夫しましょう。

    5.見込み客を自動的に獲得する仕組みを考える

    全体像を決めた後、ターゲットの属性や伝えたいメッセージなどに応じて、見込み客を自動的に獲得するための仕組みを考えます。

    オンラインで集客する場合は、以下について検討しましょう。

    • 見込み客が最初に到着するランディングページ
    • ランディングページにアクセスするための手段(広告やSNS、メルマガなど)
    • 見込み客に提供するオファー(カタログやサンプルなど)
    • 見込み客との関係性を構築する手段(SNSやメルマガなど)

    また、集客を自動化できるよう、どのようなツールやサービスを導入するかも決めてください。

    オンラインで集客を自動化する手段

    オンラインで集客を自動化する手段としては、以下が挙げられます。

    • ランディングページ
    • 問い合わせフォーム
    • メルマガ・ステップメール
    • ホームページやオウンドメディア
    • SNSアカウント

    ランディングページとは、検索結果や広告などを経由して、訪問者が最初にアクセスするページのことです。見やすく、次のアクションを取りたくなるようなランディングページを整備し、集客につなげましょう。

    また、ホームページに設置する問い合わせフォームを整備することで、ホームページからの問い合わせを増やせる可能性が高いです。フォームに情報を入力して問い合わせたくなるよう、お役立ちコンテンツを用意して、入力後にダウンロードできる仕組みを整えるのもおすすめです。また、入力しやすい問い合わせフォームを作成することで、ユーザーが入力途中で離脱してしまうのを防げます。

    メルマガやステップメールの整備も欠かせません。メルマガは、顧客や見込み客に対して一斉配信するメールのことです。ステップメールは、指定した順番・タイミングで、段階的に顧客に送信するメールのことを指します。事前にシナリオやタイミングを決めておき、購買意欲が高まるコンテンツやお得なクーポン、割引情報などを配信しましょう。

    ホームページやオウンドメディアを定期的に更新し、SEOを行うのも効果的です。あるキーワードで調べて自社のホームページやオウンドメディアにアクセスしたユーザーが、自社の商品やサービスに興味を持ってくれる可能性があります。

    さらに、SNSからも集客できるよう、InstagramやX(Twitter)、Facebookといった各種SNSアカウントを定期的に更新し、フォロワーを増やしておきましょう。

    このように、オンラインで集客を自動化する手段はさまざまです。複数の手段を組み合わせることで、集客をより効率化できます。

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    集客の自動化に使えるツール5選

    集客の自動化に使えるツールには、以下のような種類があります。

    • メール配信ツール
    • MAツール
    • SNS運用の自動化ツール
    • フォーム作成ツール
    • LINE公式の自動化ツール

    多くのツールがあるため、自社の集客における課題を解決でき、使いやすいものを選ぶことが大切です。

    ここでは、それぞれのツールの機能やメリットについて解説します。

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    1.メール配信ツール

    メール配信ツールは、ターゲットに応じて効率よくメールを配信できるツールです。

    メール配信ツールには、以下のような機能があります。

    • メール送信先リストの作成・管理
    • メール本文の作成
    • 送信先の名前や情報の自動挿入
    • 予約送信
    • 一斉送信
    • ステップメールの自動送信
    • メール配信結果のレポート・分析

    このように、メールを作成し、あらかじめ指定したリストに対して自動で送信できるのが特徴です。ステップメールの送信も可能であり、設定したシナリオどおりにメールを送信できます。

    また、メールの開封率やURLのクリック率、コンバージョン率といった配信結果も分析できるため、より成果を出すための施策立案に役立つでしょう。

    メールを活用した集客の自動化を進めたい方に適したツールです。

    関連記事はこちらメルマガのプロ厳選!メール配信システム15選を比較【2023年10月最新】

    2.MAツール

    MA(マーケティングオートメーション)ツールは、マーケティング活動を自動化・効率化してくれるツールのことです。

    MAツールには、以下のような機能が搭載されています。

    • 顧客情報の管理
    • 見込み客のスコアリング
    • シナリオ設計
    • メールの作成・自動配信
    • 問い合わせフォームやランディングページの作成
    • 結果のレポート・分析
    • SFA(営業支援ツール)やCRM(顧客関係管理システム)との連携

    このように、マーケティングを自動化する、さまざまな機能が備わっているのが特徴です。

    顧客一人ひとりに合わせたマーケティング施策を実行し、集客するためには時間や手間がかかります。MAツールを導入して業務を自動化することで、少ないコストや労力で成果をあげられるでしょう。

    関連記事はこちらマーケティングオートメーション(MA)とメール配信システムを徹底比較!違いはユーザー目線

    3.SNS運用の自動化ツール

    SNS運用の自動化ツールとは、SNS投稿を自動化できたり、閲覧数やコンバージョン率といった成果を分析できたりするツールです。1つのSNSに特化しているものもあれば、複数のSNSアカウントをまとめて管理できるものもあります。

    SNS運用の自動化ツールには、以下のような機能があります。

    • アカウント管理
    • 予約投稿や自動投稿
    • 投稿へのコメント管理
    • ユーザーの反応や行動といった結果の分析
    • 管理者の権限

    SNSを活用した集客では、SNSをこまめに更新し、顧客にとって価値のある情報をコンスタントに発信することが大切です。しかし、日々の業務に忙殺されて、アカウントを作ったまま動かせないでいる、というケースもあるでしょう。

    SNS運用の自動化ツールを使うことで、SNS運用を効率化できるのが魅力です。また、「上司が内容をチェックした後でなければ投稿できないようにする」「担当部署のみがアクセスできるようにする」というように、管理者権限を自由に設定できます。そのため、炎上リスクやセキュリティリスクの軽減にもつながります。

    4.フォーム作成ツール

    フォーム作成ツールとは、Web上で問い合わせを受け付けるためのフォームを作成できるツールです。

    フォーム作成ツールには、以下のような機能があります。

    • 通知機能
    • 問い合わせ・顧客管理
    • 管理メール配信者の権限

    フォーム作成ツールには、デザイン性の高いフォームを誰でも簡単に作成できる作成に特化したツールや、問い合わせの効率化に強みのあるフォームなどさまざまな種類があります。
    フォームは、自社の商品やサービスに興味を持ってくれた見込み客を獲得する手段の1つです。目的にあったツールを選ぶようにしましょう。

    5.LINE公式の自動化ツール

    LINE公式の自動化ツールとは、企業の公式LINEアカウントの運用を自動化できるツールです。
    公式LINEを用いて、お得なキャンペーンや新商品の情報発信、質問対応などを行っている企業に適しています。

    LINE公式の自動化ツールには、以下のような機能があります。

    • ターゲットに応じたコンテンツを配信するセグメント配信
    • 来店予約をした顧客へのリマインド
    • チャットボットによる質問対応
    • アンケートの作成
    • 友だち登録に至った経路の分析

    特に、顧客情報を管理でき、属性や興味関心などに応じて自動で適切なコンテンツを配信できるのは、ツールを活用する大きなメリットです。

    集客を自動化するうえでの注意点

    自動集客ツールを使う際は、完全に正確には実行できない点に注意が必要です。

    たとえば、SNS興味や関心がない人にアプローチしてしまったり、「営業活動お断り」を掲げている人や、過去に断られた人に対してもDMを送ってしまったりするリスクがあります。

    そのため、自動集客ツールを導入して終わりではなく、ツールを利用した結果を分析し、改善することが大切です。

    見込み客を集客した後は、購買につなげられるよう、顧客との関係性を構築することも欠かせません。購買意欲が高まるような情報を提供し、商品やサービスの購入を促しましょう。

    関係性構築には、以下のような方法が挙げられます。

    • メルマガやSNSを活用して、購買意欲が高まるような情報を定期的に配信する
    • 見込み客のニーズに合ったセミナーを開催する
    • リターゲティング広告を配信する

    また、集客だけでなく、見込み客との関係構築も仕組み化できれば、安定的な売上の獲得につなげられるでしょう。

    まとめ

    集客の仕組み化・自動化に成功すれば、誰が担当しても同じように集客できるようになり、集客にかかる時間やコストも削減できます。まずはターゲットを明らかにした後、メッセージを作り込み、集客を自動化する仕組みを整えましょう。

    集客自動化には、ツールの活用がおすすめです。業務効率化を実現するさまざまなツールが存在するため、自社の課題やニーズに合ったものを選びましょう。ツールを利用した後は、結果を分析し、改善につなげることも大切です。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 山盛 有希子紹介
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    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。

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