メール配信をすることになった背景情報が氾濫しているからこそ、
1対1のコミュニケーションで情報を届けたい

ー今回情報発信の手段としてメール配信を選んだ背景を教えていただけますか？

どこの自治体も同様の悩みを抱えているとは思いますが、豊橋市においても若い世代の転出超過に課題を感じており、若い世代に日頃から効果的に情報発信をするために、SNS等のほかに何かできないか考えておりました。

現在、情報発信の手段としては、新聞・テレビ等に加え、インターネットメディア・SNSなど多岐に渡るチャネルがあります。
若い世代に向けてであればSNSも良いとは思っていましたが、今や情報はどこからでも入手でき、情報が氾濫している時代だからこそ、SNSのような1対Nではなく、メールのように1対1のコミュニケーションでダイレクトに情報発信をしたいと考えました。

配配メール導入後の成果配信者の人となりがわかる工夫や、
属性に合った情報発信で開封率は50％超！

ーメール配信の内容を教えてください

月1～2回程度、属性情報を基にセグメントして、豊橋市で行われるイベントやインターン、豊橋市職員採用や地元企業の採用などの情報発信をしています。
例えば豊橋市内でも居住エリアの情報から各エリアのイベント情報を送る、もしくは居住地が東京であれば東京で開催される採用説明会の案内など、その人の属性に合った情報発信をしています。

ーメルマガを作るにあたって心がけているポイントがあれば教えてください

1対1のコミュニケーションを意識して、配信している人（いわゆる中の人）がなるべく見えるように心がけています。

実はメルマガに私自身の似顔絵も付けております。
どんな人がメールを配信しているのかを見えるようにすることで、より身近に感じていただけたらと考えています。

その他、メール作成画面に表示されるガイド機能を活用して、メールを作成しています。
例えば、ボタンの位置をなるべく上にするように工夫し、また配信先は20代前後の若い人たちなのでテキストではなくHTMLで作成して画像を掲載するなど、デザインも意識しています。

ー配配メールを使って変化や成果はありましたか

属性にマッチした情報発信や、配信者の人となりがわかるメールになるよう工夫していたこともあり、豊橋市のインターン申込の案内メールを配信した際の開封率は50％を超え、多くの若者が反応してくれました。
さらに今まではインターンの申込数が100～130件程度だったのですが、今回は160件に増えました。
直接的にメルマガでの効果かどうかは測れていませんが、他に申込が増えるような施策はしていないのでメールによる効果ではないかと思っています。今後は、コンバージョンタグを設定してメール起因の成果も測っていきたいですね。