読者を決して飽きさせない!メール配信5つのコンテンツ作成ポイント
メルマガ配信では、メールを配信する目的を定めることが大切。目的に沿ったコンテンツを作ることで、読者の関心を引きつけられます。この記事ではメルマガの3つの目的、目的に応じたメールコンテンツのタイプ、作成時の5つのポイントについてご紹介します。
目次
メールコンテンツを読者に届ける3つの目的
メルマガ作成において、目的を設定し、それを常に意識することは重要です。メルマガ配信によってどんな効果を期待しているのかを意識できなければ、メルマガを配信すること自体が目的になってしまい、コンテンツの内容がブレてしまいます。企業がメルマガを配信する目的は、大きく分けて以下の3つに分類されます。
目的1.販売促進
運営サイトや実店舗へ読者を誘導し、商品の購入やサービスへの登録を促すなどして直接的な売上を高めることです。メルマガの多くがこの目的で配信されています。ユーザーの購買意欲を刺激する内容としては、「取扱商品の最新情報」や「商品の使用方法」、「割引クーポン特典」、「お客様の口コミ」などのコンテンツが有効です。
目的2.ブランディング
企業のイメージアップやファン層の拡大、取扱商品のブランド力アップなど、顧客との長期的な関係を築くことです。読者にとって有益な情報を発信し続ければ、読者は企業に信頼を寄せ、今まで以上に好感を抱いてくれます。何かしら商品を購入する際にも、優先的に自社商品を選んでくれる可能性が高まるのです。
なお、読者に有益な情報の具体例は、オリジナルキャラクターを前面に出したコンテンツ、商品・ブランドに関するお役立ち情報、オリジナル壁紙のプレゼント、イベントやセールなどのキャンペーン情報、プレゼント応募キャンペーンなどが挙げられます。
目的3.お知らせ
休業日の通知やサイトのメンテナンス、商品・サービス内容の変更、店舗のセール告知などのお知らせを配信するのもメルマガの目的です。読者がサイトや実店舗を利用する上で必要な情報を配信することで、顧客満足度の向上につながります。
目的別!メールコンテンツのタイプ
前の項目でご紹介した目的のうち、販売促進とブランディングに関する代表的なメールコンテンツのタイプをご紹介します。
「販売促進」のメールコンテンツ
・商品情報
読者に商品やサービスを知ってもらうために、最新の商品やサービス、あるいは特徴や使い方などを紹介します。このタイプのメルマガ配信は、直近の売上アップにつながりやすいのがメリットです。商品情報系のメールコンテンツは、ただ情報を紹介するだけでなくお得感を感じさせる内容を意識しましょう。星マークなどの記号を駆使してメールのトップや見出しを装飾する、強調したいところは改行で目立たせるなどの工夫が効果的です。
・クーポン、割引情報
クーポンや期間限定の割引セールなどのディスカウント情報は読者にとって有益な情報で、すぐさま購入につながる可能性の高いものです。定期的に配信するクーポンや商品を購入してもらった後のお得な割引情報、季節のイベントをきっかけにした限定セールなど、さまざまアプローチがあります。期間の長さは、内容に合わせて注意深く設定しましょう。期間を短くすれば読者に「急がなければ間に合わない」と思わせることが可能で、期間を長く設定すれば気持ちに余裕を持って利用してもらえます。
ただし、季節ものなどの期間限定クーポンの配信は多くの企業が行っているため、すぐに開いて興味を持ってもらわなくては埋もれてしまう可能性も。そのため「お得意様限定!」「あと◯時間で終了」「最大◯◯%OFF」など、読者に刺さるように工夫することも大切です。
・キャンペーン
プレゼント応募やイベント開催などのキャンペーンの告知は、販売促進はもちろん、企業や取扱商品のブランディングを目的に配信することもできます。キャンペーンメールでは、何をすればキャンペーンを受けられるのか読者が簡単に理解できるよう、必要な情報を箇条書きでまとめるなどの工夫をしましょう。
・ホワイトペーパー
ホワイトペーパーとは、自社の製品を活用してお客様の課題を解決した事例を具体的に掲載したペーパーのことです。
メルマガ内で自社Webサイト等のホワイトペーパーのダウンロードページへリンクし、ダウンロード時に会社名や住所、メールアドレスなどの個人情報を入力してもらう、といった新たな顧客情報を獲得する目的でも利用されます。
ホワイトペーパーに掲載されている事例が新たな課題への気づきとなり、契約につながるなどの販促効果が期待できます。
・セミナー告知
メルマガの中に自社のセミナー告知を掲載することも、販促方法のひとつです。
「〇月〇日から〇〇のセミナーを開催します」などの形で告知を掲載し、セミナーの概要を紹介したりWebサイトへリンクしたりし、セミナーに興味をもってもらうことで参加者を増やすきっかけになります。加えて、メルマガ内で直接参加申し込みURLへリンクするなどの方法も効果的です。
セミナーの告知は複数の媒体との相性が良いため、SNSでもセミナーのお知らせをすると良いでしょう。加えてメルマガにも同様の告知文を掲載し、詳しい内容はWebサイトで参照してもらうなどの使い方がおすすめです。
「ブランディング」のメールコンテンツ
・お役立ちコラム
ユーザーにお役立ち情報を配信することで、「お得な情報を伝えてくれる企業」という印象を持ってもらえます。このとき、コラムの内容が商品の売り込みに徹しないように注意しましょう。日常の中で活かせる商品の使用例や、誰かに話したくなるような豆知識などは、読者の心をつかみやすいためおすすめです。例えば、モデルを起用してコーディネート写真を掲載すれば、読者はそのファッションアイテムをどう着こなせばいいのか想像しやすくなります。
・調査データ
アンケートや統計情報などの調査データは、読者の関心を強く引くことのできるコンテンツです。客観的な調査データは情報の信頼度が高く、情報収集を目的にメルマガ登録している企業の担当者や「他の人はどうなんだろう?」と疑問に思う消費者にとって有益な情報となります。
・導入事例
自社の商品やサービスを導入した会社の事例を紹介することで、メルマガの読者に自社の製品を購入したときの具体的なイメージをもってもらいやすくなります。
加えて読者の「この会社の製品を使ってみたい、購入してみたい」という気持ちにつながる可能性が高くなるでしょう。
さらに、導入事例によって自社が伝えたいイメージに具体性をもたせやすくなり、自社が構築したいブランドイメージを読者により強く印象づけることも可能になります。場合によっては導入先の会社にインタビューを実施して、対談形式のようなスタイルで導入事例を掲載するのも効果的です。
コンテンツ作成5つのポイント
読者に読まれるメルマガを配信するには、以下でご紹介する5つのコンテンツ作成ポイントを意識しましょう。
ポイント1:読者視点に立つ
メールコンテンツの作成で大切なのが、読者の視点です。自分たちがどのようなコンテンツを読者に読ませたいかではなく、読者は何を期待してメルマガを購読してくれているのかを考えてコンテンツの内容を考えましょう。お役立ち情報などブランディングを目的としたメールコンテンツはもちろん、商品紹介をする際もターゲットの関心を引くようなラインナップや紹介文を意識することが大切です。
よりメルマガの訴求力を高めるためには、セグメント配信もおすすめです。セグメント配信では、性別や年齢、購買記録などの違いで読者を分割し、それぞれのセグメントに合ったメールコンテンツを配信できます。
ポイント2:長期的なスケジュールを作成する
読者にマンネリを感じさせず、読まれるメールコンテンツを作成し続けるためには、あらかじめスケジュールを立てておくことがおすすめです。コンテンツのテーマや大まかな掲載内容を年単位または月単位で決めておけば、目的がブレることなく計画的にメルマガを配信できます。その上で、会社や世間の出来事に合わせて内容を適宜変更し、読者の反応を見て軌道修正を行います。
ポイント3:1通につき1テーマに絞り込む
1通のメルマガの中に「新商品の紹介」「新サービスの案内」「イベント情報」「キャンペーン」とさまざまなテーマが盛り込まれていたら、何を伝えたいかが分からず、読者の離脱を招いてしまいます。書きたいことをあれもこれも詰め込むのではなく、1つのテーマに絞ってメールコンテンツを作成しましょう。
ポイント4:社内の情報を活用する
メルマガのコンテンツに、社内や業界内で当たり前となっている情報をネタとして含めるのは有効です。例えばアパレル業なら、服に使用される素材の特性や製造法の情報などが該当します。社内では当たり前の情報でも、読者にとっては新鮮な情報に映り、耳寄りな情報になりえます。古い情報と最新の情報の比較も、読者の関心を引く工夫のひとつです。
ポイント5:件名やレイアウトを工夫する
メールの件名やレイアウトの工夫も、読者に読み続けてもらうためには必要です。件名は「メールには何が書かれているのか」が分かるようにしつつ、思わずメールを開きたくなるようなキャッチーな文面も意識しましょう。本文のレイアウトを工夫し、読みやすさを追求することも大切です。定期的にレイアウトを変更すれば、メールの見た目の変化により読者の目線を引きつけられます。
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目的に沿ったメールコンテンツで読者の心をつかみ続けよう
読者の関心を引き続けるためには、メルマガ配信の目的を定め、それに沿ったメールコンテンツの作成を意識しましょう。コンテンツの内容は、この記事でご紹介した「読者視点に立つ」「長期的なスケジュールを作成する」などのポイントを押さえて作成してみてください。自身が購読し、読んで面白い、役に立っていると感じるメルマガを参考にするのもおすすめです。
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