メール到達率を下げないためのコツは?到達率の高いサービスも紹介!
メール・メルマガ配信をするときに、到達率は欠かせない指標です。どんなに良いコンテンツを配信していても、相手へ届いていなければ配信しても意味はありません。
本記事では、メール配信において到達率を上げる7つのポイントと配信時の主なリスク、到達率とセキュリティの高いメール配信サービスなどを紹介いたします。
目次
メール配信における到達率とは
メール配信における到達率とは、「送信したメールのうち、受信者のメールサーバーにどのくらい届いたのかを示す割合」です。
メールは、送信側のメールサーバーからインターネットと、相手側の受信サーバーを経由し、受信ボックスに届く流れとなっています。この間で、インターネット・サービス・プロバイダー(以下、ISP)と言われるインターネットへの接続窓口のようなものから評価を受けて迷惑メールボックスに振り分けられたり、スパムメールと判断され到達率が下がったりしてしまう恐れがあります。到達率が低いまま配信を続けると、よりスパムメールと判断されやすいため、早めの解決を心掛けるべきでしょう。
では、どうすればメール到達率を上げることができるのでしょうか。
メール到達率を上げる7つのポイント
メールの到達率を上げるには7つのポイントがあります。どれか1つだけに気を付けるのではなく、なるべく7つ全てに注意して配信する必要があります。1つずつ解説していきます。
1. メール認証を設定する
メールの認証設定をご存じでしょうか。認証設定には、送信者のなりすましを防ぐためのSPFと、電子署名情報をもとになりすましを特定する電子署名方式のDKIM、送信者のなりすましやメール内容の改ざんを防ぐDMARCの大きく3つの種類があります。
このなかでも、まずはSPFを設定しておかないと、「なりすましメール」の疑いがあると判断され、メールが届かなくなってしまう可能性があります。メールを確実に相手に届けるためにも送信ドメイン認証を行うことで信頼できるメールだと証明する必要があるでしょう。
2. IPアドレスをクリーンに保つ
IPアドレスをクリーンに保つことで、ISPスコアを高い水準に保つことができます。ISPスコアはいわば信用度を表すスコアです。スコアが高い方が到達率が高くなり、低くなれば受信者のメールサーバーから「危険なメール」と判断されてしまいます。IPアドレスをクリーンに保つ方法としては、スパムメール配信に利用されていないこと、受信者から迷惑メール報告されていないことなどがあります。
そのため、IPアドレスをクリーンに保つには、
- スパムメール配信に利用されないよう、SPFやDKIM設定をする
- 迷惑メール報告をされないよう、購読解除をする導線はわかりやすくメール本文内に明示する
といった対応が必要になります。
関連記事はこちらなりすましメールに注意!SPF認証とDKIM認証の違いとは
3. 同じIPからの一斉送信を避ける
同じIPアドレスから多数のメールを配信することも、ISPスコアを下げる要因となります。これも迷惑メール配信者と判断されやすくなってしまうため、配信制限や迷惑メール判定を受けやすくなります。そのため、少量ずつ送信するか、もしくは複数のIPアドレスから分散して送信する対応が必要です。クラウド型のメール配信サービスでは、複数のIPアドレスから送信する機能がついているものもあるため、事前にチェックしたうえで導入を検討してみてはいかがでしょうか。
4. メールは意識的にメール配信への同意をした人に送る
メール到達率をあげるためには、メルマガ登録者などのメールを受け取りたいと思っている人たちへ配信することをおすすめします。
意図せずにメール配信を許可した人にメールを送っても、そもそもメールの開封やクリックといったアクションを起こしてもらえなかったり、自分には必要のない情報だと認識され迷惑メール報告される可能性があります。こうした場合も、IPSスコアが下がってしまう要因になるので、結果的にメール到達率が下がる要因となります。興味関心を持たれやすい優れたメール内容であれば問題ありませんが、意図的にメール配信を同意してない人はメールを受け取りたいと思っておらず、購読解除や迷惑メール報告をされやすくなってしまいます。
具体的には以下のような方に配信している場合は、一度配信リストを見直すと良いでしょう。
- 業者から購入したリストに入っていた人
- 名刺交換した人
- 商品購入やキャンペーンの応募などと同時にメール配信リストに登録された人
しかし、上記のような人であったとしても、メールを数回送った結果、開封やクリックしてされていればメールの内容に興味があると考えられます。その場合には配信リストから除外する必要はなく、継続して送っても問題ありません。
5. 無効アドレスに送信し続けない
アドレスを精査せずに無効アドレスへ送り続けている場合は、すぐにリストから外すべきです。外さずに送信し続けている場合、迷惑メール業者なのではないかと疑われISPスコアが低下することがあります。それにより、メールがスパム判定されやすくなることや、メール自体がブロックされる可能性があります。送信後に無効なメールアドレスであると表示された場合は、必ず次回のリストから除外するようにしましょう。
6. オプトアウトを記載して退会をしやすくする
オプトインとは、メールの受け取りを受信者が希望・許可することで、オプトアウトとはその反対で、受信者が拒否することです。
このオプトアウトの導線をわかりやすくしておかないと、迷惑メール報告をされやすくなります。受信者からの迷惑メール報告が増えてしまうと、ISPスコアの低下にもつながりますので、オプトアウトの導線をわかりやすく記載して退会をしやすくする必要があります。一見、メールの配信を受信者が設定できることはリストが少なくなるため良くないと判断するかもしれませんが、「特定電子メールの送信の適性化等に関する法律」により、受信拒否の意思を伝えるオプトアウトの方法や連絡先の表示が義務付けられています。
法律に違反した場合は、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金(法人は3,000万以下)が課せられる場合があります。迷惑メールの通報をされないようにするという点だけではなく、法律を遵守するためにも、退会をしやすくすることは必要です。
7. スパムメールと判断されない件名にする
メールの件名により、スパムメールと判断される可能性があります。ISPのフィルタリングシステムの精度は高くなってきているので、特定のワードが含まれていても、必ずしも迷惑メール扱いされる訳ではありませんが、スパムと判断される文言が入っていないかをチェックしたほうが良いでしょう。例えば、「ノーリスクで今すぐお金が稼げます」などといった文言がある場合、システム側でスパムメールだと判断される可能性もありますし、受信者が迷惑メール報告することも考えられます。
メールの開封率を上げるために読者の目を引くワードを入れることも大切ですが、メールの到達率を下げないためにも、本来の価値を届けることに注力しましょう。
メール配信時の主なリスク
また、上記内容を実践していても下記のようなリスクによって不本意に迷惑メールとみなされたり、IPSスコアが下がってしまったりする恐れもあります。
管理ミスによる一斉配信
管理ミスによる一斉配信とは、退会したリストや存在しないリストへと誤って送信してしまうことです。大量のメールアドレスや登録情報を扱っている場合は特に慎重な管理が必要です。しかし、どれだけ慎重に管理していたとしても人的管理によるチェック体制では、どこかでミスが発生してしまいます。
そのため、一斉に送信するメールなどは配信サービスを使うことをおすすめします。メール配信サービスでは、顧客情報の管理や登録情報に合わせて送信先をグルーピングできるため、大量のメールであっても安心かつ安全に運用することが可能です。
配配メールでは、配信リストの管理が簡単にできるだけでなく、エラーアドレスや配信停止をしたアドレスを自動でリストから除外します。
安心安全なメール配信をしていきたいという方はぜひ以下より詳細をご確認ください。
メールの改ざん
メールの改ざんとは、メールの情報を読み取られるだけでなく、文章を書き換えられてしまうことを指します。個人情報を抜き出されたり、フィッシングサイトやクリック詐欺サイトへ誘導されたりといった問題が起こってしまいます。
メールの改ざんを防ぐためには、メールの内容か通信方法を暗号化する方法が有効です。具体的には、「STARTTLS」という方式が主流です。大手のメーラーやメール配信サービスのほとんどは、このSTARTTLSに対応していますが、旧式のソフトや無料の配信ツールの場合は対応していないこともあるため、注意する必要があります。安全なメルマガ配信を行うためには、必ずSTARTTLSに対応したツール・サービスを選びましょう。
関連記事はこちらSTARTTLSとは?SSL/TSLの仕組みやメリットについて解説
到達率・セキュリティの高いメール配信サービス
到達率を上げるポイントやメール配信時の主なリスクを解説してきました。ここからは、迷惑メール対策やセキュリティが安全なメール配信サービス2つをご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
blastmail
blastmailは、約20年にわたり株式会社ラクスライトクラウドによって提供されているメール配信サービスです。官公庁や大企業など12,000社以上に導入され、メール配信業界シェアでもNo.1の実績があり、必要な機能だけを低価格で提供している配信サービスです。
迷惑メール対策でも、DKIMの対策が実施されていて、なりすましを防いで高い到達率を見込むことができます。
配配メール
導入企業数10,000社を超えるメール配信サービス「配配メール」では、「①外部の不正防止やアクセス管理など万全のセキュリティ体制・②高い到達率を実現するスパムメールに判定されない対策」の2つがなされています。
高い到達率を謳っているメール配信サービスの中にも、受信サーバーまでは届きますが、受信ボックスではなく迷惑メールフォルダに分けられているサービスも少なくありません。
配配メールでは、スパム判定されないよう複数IPアドレスによる分散配信や、エンジニアによる配信量の調整により、受信ブロックを回避することができたり、存在しないメールアドレスの検知を徹底的に行っていたりします。
送信エラーの要因分解も可能な配配メールで、高い到達率を実現してみてください。
まとめ
メールの到達率は、メールマーケティングやメール配信時において見過ごすことのできない問題です。どんなに良いコンテンツを配信したつもりでも届いていなければ意味がありません。メールを届けるために今回紹介した7つのポイントを実践してみてはいかがでしょうか。
弊社では、定額制のメール配信サービス「配配メール」を提供しています。メール配信・メールマーケティングに必要な基本的な機能はもちろん、高い到達率と安全なセキュリティが備わっています。
導入実績も多数ありますので興味のある方は、ぜひ以下をご覧ください。
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