【簡単解説】HTMLメールが文字化けした時の対策は?原因や直し方を紹介!

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【簡単解説】HTMLメールが文字化けした時の対策は?原因や直し方を紹介!

HTMLメールを送信した際に、文字化けが起きることがあります。メルマガ配信などで文字化けが起きてしまうと、ユーザーに伝えたいことが伝わらず、機会損失になってしまいます。
しかし、メールの技術的な部分に詳しくない場合、メルマガ配信担当者だけでは原因がよくわからないこともあるでしょう。

そこで本記事は、HTMLメールが文字化けする原因と対策について解説します。

目次

    HTMLメールが文字化けする原因と対策

    HTMLメールが文字化けする原因や対策について以下の4つをご紹介します。

    • 文字エンコードが異なる
    • 絵文字や機種依存文字が含まれている
    • 半角カナを使用している
    • 受信者がキャリアメールを使用している

    文字エンコードが異なる

    HTMLメールが文字化けする原因には、文字エンコードが異なることが挙げられます。

    文字エンコードとは、文字に対応するコードを使って、平仮名や漢字、アルファベット、記号をコード(数字)で変換することです。主なエンコードの種類には以下のようなものがあります。

    • UTF-8
    • JIS
    • Shift-JIS
    • EUC-JP

    送信者と受信者でメールソフトのエンコードが異なると文字化けが発生してしまいます。

    例えば、日本から海外の顧客や取引先へメルマガを送信する場合、エンコードが異なってしまうことがあります。世界で広く使われるエンコードとしてUTF-8がありますが、日本語に強いShift-JISやJISを設定してしまっているというケースです。国をまたがなくても、このようなエンコードの違いが起きると文字化けしてしまいます。

    文字エンコードの違いで文字化けが起こる際、メルマガ配信担当者ができる対策としては、以下の2つです。

    • UTF-8でHTMLメールを作成する
    • Webサイトなどで文字化けする際の対策を記載しておく

    UTF-8はHTMLメールで一般的に使われることが多く、受信者側の設定と異なってしまうことが比較的起きにくいエンコードです。文字化けが絶対に発生しないようにすることはできませんが、起きる確率を減らすことにはつながります。

    また、それでも文字化けしてしまうことはあるので、Webサイトのよくある質問の欄などで文字化けしたときの対策を記載しておくと良いでしょう。

    絵文字や機種依存文字が含まれている

    絵文字や機種依存文字がHTMLメールに含まれている場合も、文字化けしてしまう可能性があります。絵文字や機種依存文字が文字化けする理由は、表示できる環境が限られているため、OSの違いなどによって文字を正しく読み取って置き換えできないためです。

    特に絵文字は、絵文字開発の環境に左右されやすく、文字化けしてしまう典型的な例として挙げられます。同じアプリでもアップデートをしていなければ絵文字が表示できないなどのトラブルが起こることもあり、異なる環境間で送受信されたメールの絵文字は、文字化けリスクが高いものといえます。

    また、機種依存文字は環境依存文字とも呼ばれており、WindowsやMacなどのOSやフォントに依存する文字のことを指します。機種依存文字には以下のようなものがあります。

    • ①②③(丸囲みの数字)
    • Ⅰ Ⅱ Ⅲ(ローマ数字)
    • ㎜ ㎝ ㍉(単位)
    • ㈱ ㍻ (省略文字)

    UTF-8であれば機種依存文字を表示できますが、それ以外のエンコードでは文字化けしてしまいます。

    対策としては、絵文字や機種依存文字を使わないことが一番です。もし、どうしても機種依存文字をメールに含めたい場合は、以下の記事にて方法を記載しているのでご覧ください。

    関連記事はこちら機種依存文字の文字化け対策

    半角カナを使用している

    HTMLメールが文字化けする原因の中には、「半角カナ」を使用しているケースがあります。半角カナは日常ではほとんど使われませんが、PCによってはローマ字打ちで半角カナが表示される場合もあります。変換ミスなどによって半角カナを打ち込んでしまうことは十分に考えられます。

    半角カナによる文字化けは、メール文面のその箇所だけが文字化けをします。絵文字や機種依存文字と同様に、半角カナから全角カナに修正するなどしてメールから削除すれば解決します。

    受信者がキャリアメールを使用している

    HTMLメールが文字化けする理由のなかには、受信者がキャリアメールを使用しているというケースがあります。キャリアメールとは携帯電話ブランドである通信会社が提供している特定のメールアドレス(softbank.ne.jp、docomo.ne.jpなど)を使用したメールサービスのことです。

    有名なキャリアメールは以下のようなものです。

    • NTTドコモの「docomo.ne.jp」
    • auの「au.com」や「ezweb.ne.jp」
    • ソフトバンクの「softbank.ne.jp」
    • 楽天モバイルの「rakumail.jp」

    キャリアメールにHTMLメールを送信すると文字化けしやすい理由としては、単純にキャリアメールがHTMLメールの受信に対応していないことが挙げられます。

    また、携帯電話やスマホのデバイスに独自のメールソフトやアプリで受信した場合に処理の過負荷が起こることも1つの原因です。特にキャリアメールはコード変換する対象が多く、その中には多くの絵文字の変換項目が存在します。しかし、その処理過定で間違った文字コード変換が行われたり、クラッシュして文字化けしたりすることがあります。

    キャリアメール自体が問題で文字化けしている場合に、HTMLメールを表示させたくても難しいのが実情です。

    文字化けが解消されない時の解決策

    送信メールの文字化けが解消されない場合は、次のいずれか2つの解決策を実施します。

    • HTMLメールではなくテキストメールを使う
    • マルチパート配信を行う

    HTMLメールではなくテキストメールを使う

    送信者側に明確なミスがなく、受信者側の機種やエンコードが要因となってHTMLメールが文字化けしてしまっている場合は、メールソフトやOS・機種などの受信環境に左右されにくいテキストメールをHTMLメールの代わりに使うことが有効な方法です。

    テキストメールであれば、エンコードやキャリアメールの影響を受けないので、文字化けのトラブルを避けることができます。

    しかし、HTMLメールのように画像や動画、デザインを自由に使うことはできず、顧客に対して自社サービスの魅力を視覚的に伝えることが難しくなってしまうことは大きなデメリットです。

    マルチパート配信を行う

    解決策として、マルチパート配信を行うという方法があります。マルチパート配信とは、HTMLメールとテキストメールの両方に対応するメールを送信して、受信環境に適した方を表示させることのできるメール形式です。「HTMLメールを受信できない場合はテキストメールを表示させる」ということが可能になります。

    先にも述べたように、HTMLメールの場合はエンコードの違う場合や、受信者がキャリアメールを使っている場合には文字化けしてしまうリスクがあります。一方で、文字化けしないようにテキストメールを利用すると、メルマガにおいて訴求したい内容が伝わりきらない恐れもあります。

    マルチパート配信でれば、

    • HTMLメールが受信できる場合には、HTMLメールを表示
    • マルチパート配信を行う

    ということが可能です。

    HTMLメールを多くの顧客に届けることができ、文字化けも防ぐことができるマルチパート配信は、HTMLメールとテキストメールのいいとこ取りをしたものだと言えるでしょう。画像やデザインでメールを送りたいが、文字化けや受信トラブルは避けたいというマーケティング担当者の方におすすめです。

    配配メールではマルチパート配信が可能なので、興味のある方はぜひご覧ください。

    機能の詳細を知りたい方はこちらマルチパート配信機能

    まとめ

    今回は、メルマガ配信担当者がHTMLメールを送信した際に、文字化けする原因や対策についてご紹介しました。文字化けの主な原因はエンコードが異なることや絵文字・機種依存文字、半角カナ、キャリアメールの仕様などが挙げられます。

    機種依存文字や半角カナのようなものが原因で文字化けしているのであれば修正して解決できますが、エンコードやキャリアメールが要因となっている場合は、送信者側の対策だけで対応が難しいのが実情です。対策のためにテキストメールに変更してしまうと、画像やデザインなどの視覚情報が伝えられなくなってしまいます。

    弊社が提供している配配メールでは、HTMLメールが文字化けしてしまうときの対策にもなるマルチパート配信が可能で、メールの作成も直感的に作成できる機能もあります。

    「HTMLメールの文字化けの対策はしたいけど、具体的な対策が難しい」「複雑な設定などをせずにマルチパート配信をしたい」という方は、ぜひこの機会にメール配信サービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。具体的にどういったことができるのかは、下記バナーより資料をダウンロードしてご確認ください。

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    記事執筆者紹介

    記事執筆者 山盛 有希子紹介
    山盛 有希子著者山盛 有希子のXへのリンク
    株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

    自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。

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