メールマーケティングは古い?市場の動向でわかるメルマガの有効性
SNSが普及している現代において、メルマガを利用したメールマーケティングはもう過去の施策だと思っている方もいるのではないでしょうか。市場動向を見れば、メールマーケティングが現役であることがわかります。
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目次
市場動向でわかる!メールマーケティングが2018年も効果的な3つの理由
数々の調査から、メールマーケティングによる販促効果は過去と比べても遜色ないことが判明しています。では、なぜSNSが普及している2018年現在でもメールマーケティングの効果が期待できるのでしょうか。以下で3つの理由をご紹介します。
理由その1.電子メール利用者はSNS利用者より多い
総務省が発行している「情報通信白書」によると、2018年時点のパソコンの利用目的で最も多いのが「メールによるやり取り」だということが判明しています。その割合は年代を問わず全体的に多く、最も利用者が少ない10代でも6割以上、全体で見ると約8割です。
一方、SNS利用者の割合は年代により差があり、最も利用者が多い20代でも8割に届いておらず、全体で見ても5割~6割程度です。
理由その2.メルマガがきっかけで購入した人は約3割
ある調査会社が2017年に実施したインターネット調査では、メルマガに記載されているURLをクリックしてサイトを訪問した人は全体の約6割、そこから製品・サービスを購入または利用したことがある人は全体の約3割という結果が報告されています。
また、登録しているメルマガの数が多い人ほど成約率が高いこともわかっており、メルマガを10件以上登録している層ではURLクリック率が7割、製品・サービスの購入・利用率は4割~5割です。
マイボイスコム株式会社 【メールマガジン】に関するアンケート調査(第8回)
理由その3.ROI(費用対効果)が最も高い
メールマーケティングは、比較的コストの低いマーケティング施策です。紙のチラシとメールを比較すると、チラシはハガキ代や印刷費用、郵送料が発生するのに対し、メールは印刷費用も郵送料も発生しません。また人件費がかかる上に非効率な電話と比べても、リストを利用して一斉送信できるメールは非常に低コストといえます。
これらの理由から、メールマーケティングは低コストであらゆる年代の方々にアプローチでき、十分な販促効果が期待できる施策だといえます。
これからの販促活動にも最適?メールマーケティングの今後の動向
メールマーケティングは世間のニーズに合わせ、大幅な進歩や変化を続けています。では、2019年以降はどのように変化するでしょうか。現在考えられるメールマーケティングの今後の動向を以下でご紹介します。
メール配信の自動・効率化
以前はマーケティング戦略といえば、大勢の消費者を対象として行うマス・マーケティングが主流でした。しかし現在は、個人のニーズに合わせて行うワン・トゥ・ワン・マーケティングが主流となっています。
メールを活用してワン・トゥ・ワン・マーケティングを行う場合、対象人数が多いほど時間やコストがかかるため、企業の負荷も増大します。この問題を解決できるのが、メール配信サービスやマーケティングオートメーション(以下MA)によるメール配信の自動化です。
メール配信サービスは、メール配信を起点としてその後の開封や本文内のURLクリックなどのユーザー行動を把握する事ができます。ユーザーがメールを開封したかどうか、メール内のどのURLをクリックしたのかなどを把握できるので、「このページを見たユーザーには商品の概要やメリットを書いたメールを送る」というように、ユーザーに合った内容のメールを効率的に送ることができます。
MAはメール配信だけでなく、WEBサイトの行動解析、イベントの申し込み情報なども管理ができるため、こういったメール配信以外の情報と、メール配信の結果を利用しての効率的な配信ができます。さらに、「このページを見たユーザにはこのメールを送る」といった行動をシナリオとして登録する事ができ、シナリオに沿った一連のメール配信操作を自動化する事もできます。
言い換えれば、メールマーケティングにメール配信サービスやMAを取り入れることで、ワン・トゥ・ワン・マーケティングを実現しやすくなるのです。
業務の負担を軽減できる他、より高い販促効果が期待できるため、メール配信サービスやMAを活用したワン・トゥ・ワン・マーケティングの考え方が重視される可能性は大いにあると考えられます。
セキュリティ対策の徹底
メールマーケティングを行う上で必要不可欠なのがセキュリティ対策です。
最近はメールの流出によるトラブルを避けるために、通信内容を暗号化して対象者の元へ送る「TLSセキュリティ」を導入する企業も少なくありません。今後はメール配信の自動化により、個人のニーズに合わせたメールマーケティングが主流になると考えられるため、第三者に盗み見られないようにするための対策を徹底することが大切です。
セグメンテーションの進行
セグメンテーション(市場細分化)は、ユーザーを年齢や性別、趣向、行動パターンなどでカテゴリ分けすることを指します。メールマーケティングにこの考え方を取り入れると、ユーザーのニーズを把握しやすくなり、販促効果の向上が期待できます。
セグメンテーションの進行は、前項「セキュリティ対策の徹底」と同じく、メール配信の自動化により重視されると考えられる動向のひとつです。ユーザーをカテゴリ分けしてある程度のニーズを掴み、かつMAで行動を把握することで、より一人ひとりのユーザーに寄り添ったメールマーケティングを実現できます。
メールマーケティングの効果を高める3つの方法
メールマーケティングを行うのであれば、市場の動向を把握しておくことはもちろん、メルマガそのものも工夫することが大切です。以下でマーケティング効果を高めるための3つの方法をご紹介します。
その1.効果分析をする
ユーザーに好まれるメルマガを作るためには、現在のメルマガの内容が適切かどうかを徹底的に分析する必要があります。ユーザーがクリックしたくなるようなタイトルになっているか、ユーザーの求める情報を届けられているか、登録率や退会率はどう変化しているかなどを分析しましょう。
効果分析を行うことで、適切なコンテンツや不適切なコンテンツを見つけやすくなり、よりユーザーのニーズに沿ったメルマガを提供できます。
その2.スマートフォンで見やすいようにする
現在は、スマートフォン所有者数がパソコン所有者数を上回っています。そのため、メルマガを作成する際はスマートフォンでの見やすさを意識しなくてはなりません。
例えば、メルマガが文字やバナーで埋め尽くされていないかどうかをチェックしましょう。文字やバナーが詰まりすぎていると読みにくい上、バナーを誤タップしてユーザーにストレスを与える可能性があります。
メルマガにURLを記載する場合は、スマートフォンに対応しているサイトを設定しましょう。クリック後に表示されないということがないよう、事前に確認しておくことが大切です。
その3.対象と目的に合った手法を選択する
メールマーケティングで大事なのは「誰に」「何を」伝えたいのかを明確にし、適切なタイミングでユーザーに届けることです。ユーザーが興味のない情報を配信し続けると、登録を解除される他、企業のイメージダウンにつながる可能性もあります。そうならないためにも、対象や目的に合ったメールマーケティングの手法を選択することが重要です。
メールマーケティングには、メルマガ以外にもターゲティングメールやステップメールなどがあります。それぞれで対象や目的、内容が異なり、適切な手法を選択することで高い販促効果が狙えます。
例えば、誕生日メールや店舗限定のイベント案内メールなどは、条件を絞って配信できるターゲティングメールがおすすめです。誕生日メールにクーポンを添付することで開封率アップ、ひいては来店や商品の購入につながることもあります。
メールマーケティングは今でも企業にとって有効なツール
「SNS全盛の時代だから、メールマーケティングを行っても効果は期待できない」という考えは誤りです。市場調査などからもわかるようにメールマーケティングは今もなお主流であり、今後も進歩・変化を続けていくと考えられます。
メールマーケティングでより確かな販促効果を得るためには、市場の動向やユーザーのニーズなどを把握することが大切です。その上で適切な手法を選択すれば、企業とユーザーの双方にとって価値のあるメールマーケティングを実現できます。
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