メールパーミッションとは?獲得するための3つのコツを紹介!

メールパーミッションとは?獲得するための3つのコツを紹介!

ビジネスにおいて、顧客との関係性を維持、構築するためにメール配信を行っているという方は多いでしょう。しかし、メール配信担当者の中には「メールパーミッション」という言葉に聞き覚えがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。このメールパーミッションを得られていないと、せっかく手間暇をかけて作成したメールも顧客に届けることができません。そこで今回は、メールパーミッションについての説明と、メールパーミッションを獲得するコツをご紹介します。作成したメールの効果をより高めるためにも、メールパーミッションについて理解しておきましょう。

メールパーミッションとは

パーミッション(permission)とは、「許諾」を意味する英語です。Web業界では「サーバー上のアクセス権」のことを言ったり、マーケティング業界では「顧客に対してマーケティング行動をとることを、顧客本人から許諾を得ている」ことを言ったりします。言葉の使い方としては、「その顧客からはパーミッションを得ている」という言い方をします。

つまり「メールパーミッション」とは、顧客から「メールを送っても良い」と許諾を得ているかどうか、となります。メールパーミッションはほとんどのケースで、顧客が会員登録時や商品注文時に「メール配信を希望する」などのチェックボックスにチェックを入れることで、得られています。
メールパーミッションに関しては特定電子メール法にも定められており、宣伝や広告のためのメールを配信するには、必ず顧客から許諾を得ている必要があります。これに違反した場合、個人なら「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」、法人なら「1年以下の懲役又は3000万円以下の罰金」が課せられる可能性もあります。メールマガジンなどを配信する際は、どのような場合においてもメールパーミッションが得られている顧客にのみ配信するようにしましょう。

メールパーミッション獲得済み会員の重要性

メールパーミッション獲得済み会員の重要性

メールマガジンをとりあえず配信しているという企業でも、そのメールによってどれほどの効果があるのか、売り上げに貢献できているのかを数字で分析できている担当者は多くはないのではないでしょうか。そのような状態では、メールパーミッションが得られている会員を増やすことに人手や時間を割こうという動きは起きにくいかもしれません。そのため、まずは自社のメールがどれほどの効果を生み出しているのか、生み出す可能性があるのかを把握する必要があります。
とある企業の調査では、「会員登録はしているがメールパーミッションは得られていない顧客」と「会員登録をしていてメールパーミッションも得られている顧客」の1人あたりの購入平均回数を比較したところ、ある企業では約5.5回、別の企業では約0.05回の違いがあり、メールパーミッションを得られている顧客、つまりはメールマガジンなどのメールでの定期連絡を受け取っている顧客は購入回数が多いという結果になったとの事です。「0.05回ならほとんど変わらないのではないか」と思われるかもしれませんが、こちらのデータは約200万人を対象に分析された結果であり、金額に換算すると大きなプラスになります。
このように、メールパーミッションが得られている顧客は購入回数が多い傾向にあり、メールの配信が売り上げに貢献していることがわかります。逆にメールパーミッションが得られていないと、せっかく会員になっていただいた顧客の機会損失に繋がる可能性があります。まずはメール配信の許可を得られていることの重要性を再認識し、自社の会員のなかでどれだけの顧客のメールパーミッションを獲得できているのかを確認しましょう。

顧客がメールパーミッションを許可しない理由

顧客がメールパーミッションを許可しない理由

企業にとっては、もちろんメールパーミッションを獲得できていることが好ましい状態です。良好な関係性を築き、購入の機会を提供することにも繋がります。しかし、メール配信を希望せず、メールパーミッションを得られない顧客がいることもまた事実です。では、なぜメールパーミッションの許諾を得られないのでしょうか。メールパーミッションの獲得数を増やすためにも、解除されてしまうケース・許諾を得られなかったケースをいくつかご紹介します。

内容を確認して不要だと判断されたケース

ひとまずメールパーミッションを許諾してメールを受信していたものの、顧客が内容にあまり価値を感じず、メールの購読解除をするケースがあります。あるいは、配信頻度が多すぎる、もしくは少なすぎるといった理由で同様にメールの購読解除をされることも考えられます。

内容を確認せずオフにされたケース

身に覚えがあるという方も多いかもしれませんが、配信されるメール内容を精査する前に、メールパーミッションを許可するチェックをオフにしてしまうケースもあります。理由としてはまず、「すでに多くのメルマガを購読していて、これ以上メールボックスを圧迫されたくない」というものが考えられます。あるいは、「購読した場合、どのような内容のメールが送られてくるのかがよくわからない」というケースもあります。メルマガやクーポンに興味があったとしても、実際にどのようなメールが配信されるのかが登録画面からイメージできなければ、「とりあえず購読はやめておこう」と判断されてしまう可能性があります。

メールパーミッション獲得済み会員の増やし方

メールパーミッションを解除されてしまうケース・許諾を得られなかったケースを確認したところで、それを踏まえて許諾していただくにはどうすれば良いのでしょうか。いくつかのポイントをご紹介します。

配信頻度を伝える

さきほどもご紹介したように、すでに登録しているメルマガが多く、これ以上メールボックスを圧迫されたくないと考えて購読を許諾しないという顧客もいます。そのような方のメールパーミッションを獲得するには、メールの配信頻度を予め伝えておくという方法があります。例えば登録画面に「毎週水曜日にお届けします」「毎月25日に配信します」のように記載しておけば、登録後の頻度を具体的にイメージすることができます。それでも多いと判断されてしまう可能性もありますが、人によっては「この頻度なら登録しよう」となるかもしれません。

配信内容を伝える

「お得な情報をお届けします」だけでは、具体的にどのようなメリットがあるのかが判断できません。そのため、メールパーミッションを獲得するためには、登録することでどのような情報を得ることができるのかを具体的に伝える必要があります。実際に過去に送信したメールの画面をサンプルとして紹介するなど、顧客が登録後に得ることができる情報を具体的にイメージしやすいようにしておきましょう。これにより判断材料が増え、興味を持っていただける可能性も高くなります。

顧客に合った内容を配信する

CRMなどの活用によって、顧客の購買履歴や興味の範囲などがデータとして蓄積されている企業も多いのではないでしょうか。そのデータをメールの内容に反映させることで、顧客が必要な時に必要な情報を配信することができるようになります。画一的なメールを配信するのではなく、パーソナライズされた内容を届けることにより、メールの購読解除をされる可能性は低くなります。

まとめ

今回は、メール配信をする際に意識しておかなければならない「メールパーミッション」についてご紹介しました。せっかく会員登録していただけたとしても、メールパーミッションが得られずメールでのアプローチが出来ない状態だと大きな機会損失に繋がってしまいます。より効果的なメール配信を行うためにも、メールパーミッションを許諾してもらいやすい登録画面の設計や、顧客にとって継続して読みたいと思わせる魅力的なメールの内容を意識しましょう。

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記事執筆者紹介

記事執筆者 山盛 有希子紹介
山盛 有希子著者山盛 有希子のXへのリンク
株式会社ラクス ラクスクラウド企画部 オンラインプロモーション課

自動車部品メーカーで広報として3年間従事し、2020年6月にラクス入社。オンラインマーケティングチームに所属し、メルマガ運用やメルラボの企画・コンテンツ作成を担当。社内外向けにセミナーや勉強会を行い、メールマーケティングのナレッジを提供している。

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