メルマガの開封率を上げる6つのポイント!モバイルの特性『プリヘッダーテキスト』を知ろう
メールマーケティングで効果を出すためには、正しく実践する必要があります。メール配信サービスの選び方や、効果測定の取得方法など、戦略的にメールマーケティングを行う方法をご紹介します。
目次
モバイルとPCの違いを知ろう
近年メルマガは、PCよりモバイルで読まれるようになってきました。その理由はスマホの普及率の高さや、スマホを常に持ち歩いているため、日常生活でも身近という点が大きいです。そこで、メルマガの開封率をアップさせるという課題を持った際に、PCとモバイルどちらに向けてメルマガを改善した方がいいか考えた場合、読まれている数が多いモバイルを優先します。
また、PCとモバイルで受け取ったメルマガの見え方や見る場面は変わってくるため、PCとモバイルの違いをおさえて、スマホでのメルマガ開封率を上げるポイントを見極めていきましょう。
画面サイズ
「PCは横長」で「モバイルは縦長」なので、画面上のレイアウトが根本的に違います。そのため、メルマガを作成する際に、PC向けに作成したものはモバイルではとても見えづらいレイアウトになる可能性もあるため、画面サイズの違いを把握しておきましょう。
ライフスタイルへの関わり方
「PCは基本的に家で使用する」のに対し、「モバイルは場所問わず持ち運びが可能」なので、メルマガが配信された際に外出していても見ることができます。そのため、モバイルの場合は、外で移動中に見る人がいることも考慮した見やすい画面設計が求められます。
モバイルの特性について
受け取り手のデバイスがモバイルの場合を想定してメルマガを作成する際は、モバイルの特性をおさえて、メルマガの開封率を上げるため効果的に活用することがポイントです。モバイルでのメールの見え方を確認して、開封率の高いメルマガ作りに活かしましょう!
関連記事はこちらメルマガのタイトル作成6つのコツ!スマホユーザーのための開封率倍増のポイント
特性1:プリヘッダーテキスト
プリヘッダーテキストとは、モバイルでメールを受信した際に、どのような内容のメールが届いたのか確認することができる機能です。受信したメールの本文に記載されている文章から序盤の一部が使用されて表示されます。一日に多ければ100件以上もメールが届くユーザーもいるため、興味がある内容かどうか判断するためにプリヘッダーテキストはとても重要な役割を持っています。
この、プリヘッダーテキストに特に意味のない内容が記載されていると、ユーザーの興味を引くことができずに送ったメルマガは削除されてしまうかもしれません。PCをメインとしたメルマガを作成する場合は、件名に力を注ぐことで開封率が上がると言われています。ですが、モバイルでは件名よりもプリヘッダーテキストの方が文字数が多く設定されています。ですので、スマホでの開封率アップを目指す場合、「件名」と「プリヘッダーテキスト」を意識して記事の作成を行う必要があります。
特性2:差出人名
モバイルのメール受信画面では、タイトルよりも差出人の名前が大きく目立つように設定されています。そのため、差出人名を設定していない場合、メール受信者は良くわからないメールだと判断されるため、確実に差出人名を設定するようにしましょう。差出人を設定して、日々興味を引くメルマガの配信を行うことができれば、差出人名だけで「ここのメルマガは面白いからチェックするようにしよう」と思ってもらえる可能性もあります。
モバイル向けのメルマガを配信する際は、上記2つの特徴をおさえて内容を作っていくようにしましょう。モバイルの特徴に合わせたメルマガを配信することができれば、効果的にユーザーの視覚を刺激して興味を引くことができるため、開封率がアップしていくでしょう。
プリヘッダーテキストに記入する内容の例
プリヘッダーテキストが効果的だとわかっていても、記入する内容が思いつかないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、記入する内容としておさえておきたい3つのポイントについてご紹介します。
メールの要約
プリヘッダーテキストには、メールの要約を記入するのもひとつの手段です。 「このメールには何が記載されているのか」を簡単な文章でまとめたテキストや、件名をさらに詳しくわかりやすい内容でまとめたテキストを掲載することで、ユーザーの関心を高めて安心して読んでもらうことが可能になります。
注意点として、プリヘッダーテキストは件名と同じ説明を繰り返し書くのではなく、件名を補足するような内容で作成することが大切です。
パーソナライズした文章
ユーザーにパーソナライズした文章をプリヘッダーテキストに入れることで、ユーザーが「自分に呼びかけられている」と感じるようなメールを作成することができます。
例えば「〇〇様におすすめの冬の新作をご案内します!」「〇月にお誕生日を迎える会員様に10%OFFクーポンを進呈!」など、ユーザーが「自分にとってお得な内容だ」と思えるような内容をプリヘッダーテキストに設定することで、思わず開封したくなるメールに仕上がります。
従来は件名や本文でのパーソナライズが注目されていましたが、近年はプリヘッダーテキストにもパーソナライズの範囲が広がってきています。
特別感のあるお知らせ
特別感を持たせたお知らせをプリヘッダーテキストに入れることで、ユーザーの関心を惹きつける方法も効果的です。
「最大〇%割引!」や「掲載価格から15%オフ!」などのお得な情報を掲載することで、ユーザーが思わずメールを開封したくなる効果が期待できます。
「このメールを開いたら自分にお得な情報が書かれていそうだ」と思わせるようなプリヘッダーテキストを作成しましょう。
メルマガの開封率をアップするための工夫ポイント
メルマガの開封率をアップするためには、件名やプリヘッダーテキストなどの工夫が必要ですが、配信する時間帯も重要なポイントになります。そこで、メルマガの開封率を上げるための工夫ポイントをいくつか紹介します。
関連記事はこちらメルマガの開封率に差が出る?最適な配信タイミングを考えよう
関連記事はこちら業界別メルマガの開封率とクリック率の目安って?効果測定の正しい方法とは
1.開封率の高い曜日や時間帯を調べて配信する
モバイルなどは、「朝の通勤・通学時間」、「夕方の帰宅時間」などの配信が有効的です。電車やバスの移動中などはスマホを触る人が多く、届いたメールを確認する確率が高くなります。また、お昼時間や21時以降などもスマホで情報を確認したりするため、狙い時でもあります。BtoBやBtoCでも、最適な時間帯は変わるため、自社のターゲットがメールをチェックする時間帯はいつかという点も考慮して配信しましょう。
2.容量を軽くする
スマホでメルマガを確認する際に、読み込みが重いと、確認しようと思う気持ちが削がれてしまいます。せっかくいい内容のメルマガを配信しても、ユーザーが途中で見ることを諦めてしまったら意味がありません。表示速度や動作の重さもモバイルの場合重要なポイントになります。
3.差出人名は認知されている個人名もしくは会社/サービス名で送る
差出人名には、ユーザーが認知している名前を設定することで開封率が高まります。BtoCであれば、会社もしくはサービス名、BtoBであれば営業担当者名+会社もしくはサービス名が良いと言われています。とはいえ、モバイルの場合、差出人名が長すぎると省略されてしまうこともあるため、①認知されているか、②モバイルでも省略されずに表示される差出二名になっているかなど目につきやすくする工夫が必要です。
4.件名は具体的な数字などを入れて目に留まりやすくする
件名の内容で、開封率は大きく左右するといっても過言ではありません。ユーザーの興味を引くために多くの企業は件名を工夫しています。目に留まりやすくするために、数字や記号などを使用して目立たせるようにすることがメルマガを開封してもらうためのポイントです。しっかりとユーザーの心を掴む件名作りを心掛けましょう。
5.配信日や時間帯をルール化する
メルマガを配信する曜日や時間帯を決めルール化することで、ユーザーがそのタイミングを覚えて、メルマガを開くことが習慣化される可能性があります。また、「毎週水曜日の18時に配信する」ということを予め知っていると、ユーザーがその日を楽しみにしてくれたり、意識してくれたりするので開封率アップに繋げることができます。
6.できるだけ画像を入れる
移動中などにモバイルでメルマガを見る人からすると、文字より画像の方が目につきすぐに情報を理解することができるので、文字よりも画像の方を好むユーザーは多いです。そのため、画像がないメルマガよりもあるメルマガの方が、開封率が上がる可能性が高いです。
画像を入れる場合に注意したいのが、画像であればなんでも良いわけではありません。画像を入れることで本文を読まなくてもメールの内容が大体理解できるか、といった点がポイントになります。
モバイルの特性を理解して開封率をアップしよう
メルマガは、配信したら終わりではなく中身を見てもらうまでが大切な役割です。送ったメールを開封してもらわなければ、自社のことやサービス、商品に興味を持ってもらうことはできません。そのため、メルマガの開封率を上げることは大きな課題になります。
メルマガを開いてもらうために、PCやモバイル両方に向けたメルマガを作成することも大切です。しかし、開封率を上げることを課題とした時、開封率を上げる可能性が高いデバイスを優先して対応をしていかなければいけない状況もあります。現状では、スマホでメルマガを読む人が多くなっているため、スマホ向けに対策をしたメルマガを作成すると開封率が上がる可能性が高くなります。
メルマガの開封率を上げる対策をする際は、しっかりとユーザー側の目線になり、デバイスごとに対策をたてるようにしましょう。
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