最適なメルマガの配信頻度とは?最適な頻度を見極めるポイントを紹介!
メルマガの配信頻度はどのくらいが最適だと思いますか?内容はもちろん、メルマガの配信頻度でユーザーに与える印象が変わります。
ここでは、配信頻度が多い場合と、少ない場合の特徴を踏まえ、配信頻度を見極めるための要素を紹介します。
目次
メルマガの配信頻度を間違うとマイナスイメージがつく!?
メルマガを読まない理由は「配信頻度が多い」
弊社が行っている意識調査では、メルマガを購読解除した理由の1位は「興味のない広告宣伝が多いから」でしたが、次いで多かったのは「配信頻度が多い」という理由でした。内容の面白さ、ユーザーに求められる情報の有無、そういったコンテンツの部分だけではなく、配信頻度を間違えていることがメルマガを活用できていない理由かもしれません。特にボリューム過多な長文メールを過度な頻度で配信すると、ユーザーにスパム扱いされてしまいます。受信したユーザーからは「またきたのか」と感じられ、読まれないばかりか登録解除されるケースも少なくありません。一方で、配信頻度が少ないメルマガも利益に繋がりにくいデメリットは存在しています。メルマガを効果的に使うためにも、自社とユーザーにあわせた配信頻度を見極めましょう。
配信頻度の決め方
よく見かけるメルマガの配信頻度は次のようなパターンがあげられます。
- 毎日配信
- 週1回配信
- 月1回配信
- 月2回配信
- 不定期配信
この中で不定期配信に関しては、頻度が少なくても読まれない可能性が高いパターンです。たまにしかないメルマガは目につきやすくなりますが、間隔があくことでユーザーの興味が薄れ未読のまま流されるケースが多くなります。
関連記事はこちらメルマガとは?10分でメルマガを説明できるようになる基礎講座
メルマガの最適な配信頻度はユーザーによって違う
毎日、毎週、毎月、どの間隔で配信するのが良いのかについて明確な正解はありません。ちょっと興味があるライトユーザーでは、毎週でも多く感じる人もいます。逆に常に最新の情報が欲しいコアなユーザーでは、毎日配信でも受け入れられる人もいるでしょう。
自社のメルマガ配信頻度は多い方がいいのか、少ない方がいいのか決めるために、まずはそれぞれの特徴を確認しましょう。
配信頻度を多くする場合
毎日配信のように、配信頻度が多い場合は次のようなメリットとデメリットが考えられます。
メリット
1.コンバージョン数アップに繋がる
配信頻度が多いと、URLのクリック数アップやコンバージョンに繋がる機会が増えます。なぜなら、月1回配信だと、1回しか売上の機会がありませんが、週1回配信なら毎週売上がでる可能性があるからです。配信数が増えれば、それだけ商品の紹介ができるのでコンバージョンの機会が増えていきます。
2.情報収集ツールとして価値が高まる
配信頻度が多いことで、メルマガがユーザーの情報収集ツールのひとつになります。もちろん、有益な情報を常に伝えられるわけではありません。それでも、興味のある情報を集めているユーザーにとって、情報の集まりやすいメルマガは利用しやすいツールだといえます。
3.ユーザーと信頼関係がうまれる
情報やメッセージを発信する頻度が増えれば、結果としてユーザーからの問い合わせなどアクションが増えます。情報収集ツールとしての価値はもちろんですが、適切に対応することでユーザーとの信頼を築きやすくなります。
デメリット
1.解除率が高くなる
すでにある程度の信頼がうまれている、価値の高い情報が書かれているといった条件がなければ配信頻度の多いメルマガは好まれません。配信頻度を多くすればコンバージョンが獲得できるからと、内容の薄い情報ばかり提供しているとマイナスイメージに繋がり、その結果購読解除されてしまいます。
2.情報が薄くなる
イベントや新商品を毎日のように更新している企業は多くはありません。そのため、メルマガに掲載されるコンテンツが薄くなる傾向があるようです。また、代わり映えしない情報を配信し続けると当然ユーザーにとって迷惑に思われます。1通1通の価値が薄くなるので、登録解除の要因にもなりかねません。
このように、コンバージョンに繋がる機会が増えるなどのメリットはありますが、その分解除率が高まることが配信頻度の多いメルマガの特徴です。
配信頻度が高いメルマガに適した内容
配信頻度が高いメルマガには、「ユーザーと高い頻度でコミュニケーションをはかれる」というメリットがあります。そのため、「BtoCの商材を販促するためのメルマガ」には適しているといえるでしょう。 お得なキャンペーンやセールのお知らせはユーザーに喜ばれる可能性が高いため、頻度を高くしてタイミング良く配信することによってより多くのユーザーの関心をひくことが可能になると考えられます。
さらに、配信頻度の高いメルマガではユーザーとの信頼関係を構築しやすいことから、「単価の高い商材の販促やBtoBであれば顧客との関係性構築」にも向いているといえます。自社の商品を一方的にアピールするのではなく、自社への信頼度を高めるためのコンテンツやユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することを意識してメールを配信することが大切です。
配信頻度を少なくする場合
月1回配信のように配信頻度が少ない場合、次のようなメリット・デメリットが考えられます。
メリット
1.1通あたりの価値が高くなる
配信頻度が少ないメルマガには伝えたい情報のみ書かれていることが多いです。そのため、ユーザーの興味をひきやすく、内容も価値の高いものになります。1通あたりの情報価値だけでみれば、配信頻度が少ない方が有益なメルマガを作りやすくなります。
2.ブランディングによる差別化をしやすい
こちらも1通あたりの価値が高いことと同じ理由です。発信している機会が少ない方が情報は貴重ですし、ユーザーもしっかりと読んでくれます。そこに、内容がユーザーの求めるものであればさらに効果が期待できますし、他社と差別化をはかりやすくなります。
3.内容の濃いメルマガを作りやすい
配信数を少なくすることで、本当に伝えたい情報のみを配信できます。配信頻度が多いと、似たような情報を何度も配信するケースもありますが、配信頻度が少ないとメルマガの内容に困ることがありません。ユーザーにとってお得な、内容の濃いメルマガを作りやすくなります。
デメリット
1.ユーザーに忘れられる可能性がある
間隔があくことで、そもそもメルマガを登録していたことをユーザーに忘れられる可能性がでてきます。また、他の多くのメルマガに埋もれてしまうこともあります。結果として、メルマガは読まれることなく忘れられてしまいます。
2.コンバージョンが少なくなる
これは配信頻度が多い場合の逆です。配信頻度が少ないとアピールする機会が減るので、当然コンバージョンに繋がる機会も減っていきます。配信頻度が少ないと、内容の濃いメルマガを配信しやすくなりますが、ユーザーにメルマガそのものを忘れられる可能性もでてきます。
配信頻度が低いメルマガに適した内容
配信頻度が低いメルマガでは、ブランドイメージを築きやすいという利点があります。そのため、「単価の高い商材やBtoB商材を販促する目的のメルマガ」には向いているといえます。
単価の高い商材やBtoB商材の販促を行う場合、頻繁に配信するとメルマガの内容が薄く感じられてしまい、ユーザーの開封率が下がりやすくなると考えられます。ブランドイメージを損なわないためには、「自社が伝えたい情報を適切なタイミングで配信する」ことが求められるでしょう。
配信頻度は2つの指標で見極める!
企業側で最適だと思っている配信頻度でも、ユーザー目線で最適だとは限りません。そこで、「退会者数」と「コンバージョン(CV)数」を配信頻度決定の指標とすることをおすすめします。
1.退会者数
退会者数の多いメルマガは、ユーザーに配信頻度が多いと思われている可能性が高いです。メルマガの配信頻度が過剰だとスパム扱いされることも少なくありません。一方で配信頻度が少ない場合でも、登録解除に繋がるケースがあります。先程説明した通り、期間があくことでメルマガの存在をユーザーに忘れられる可能性が高まります。そのため、最低でも月1回、可能であれば週1回は配信しましょう。
2.コンバージョン数
退会者が少なくてもコンバージョン数が少なければ、メルマガそのものが読まれていない可能性があります。コンバージョン数を上げるには、より多く商品をアピールすることが大切です。現状のコンバージョン数が少ないと感じているのであれば、配信頻度を少し増やして良いかもしれません。
もし、よく購入するユーザー、あまり購入に繋がらないユーザーのようにグループ分けできるのであれば、配信頻度を分けるのもひとつの手です。コンバージョン数を多く見込めるグループにのみ配信するメルマガを増やすことで、利益に繋がる可能性が高くなります。
配信テストやアンケートも効果的
自社のメルマガの頻度をどの程度に設定すれば良いか判断しかねる場合には、配信テストやアンケートを実施することも手段のひとつです。
配信テストではメルマガのユーザーをグループ分けし、それぞれに対して配信頻度を変えて送ってみましょう。各グループの開封率や解約率をはかることによって、自社に適切な配信頻度を検証できます。
加えて、ユーザーに対して直接「メルマガの配信頻度はどのくらいを希望しますか?」「現在の配信頻度は高いと感じますか?低いと感じますか?」などのアンケートをとることも有効です。
メルマガの最適な配信頻度
取扱っているコンテンツや、ターゲットとしているユーザーによってメルマガの最適な配信頻度は異なります。そのため、全ての人に喜んでもらえるメルマガの配信はできません。そこで、退会者数やコンバージョン数といった数字で判断することをおすすめします。配信頻度の多い場合と、少ない場合の特徴を踏まえ配信頻度を調整することで、メルマガをより効果的に使うことができます。
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