無料メールとは?有料メールとの違いや選び方、おすすめのサービス4選を紹介
コストをかけずにメールを送受信したいと思った際に、第一に候補となるのが無料メールサービスの利用です。
そこで今回は、無料メールの基礎知識や有料メールとの違い、選び方やおすすめのサービス4選をご紹介します。
目次
無料メール(フリーメール)とは
無料メールは「フリーメール」とも呼ばれる、「無料で登録可能なメールサービス」のことです。利用するためには登録が必要で、アカウントごとに所定の保存容量が割り当てられます。
なかには有料プランを契約できるサービスもあり、無料版からアップデートすることで使えるメニューが増えたり、1日に送信できるメールの通数が増加したりします。
無料メールはドコモ、Softbank、auなどが運営する「キャリアメール」や、インターネットの接続部分を提供するプロバイダが提供するメールサービスとは異なるものです。これらは月額利用料を支払って利用する場合がほとんどで、契約条件も「同社のサービスを利用していること」など制約が課されるケースも少なくありません。
国内でよく使われる無料メールには「Gmail」や「Yahoo! メール」などがあります。無料メールはサービス内に他社が出稿した広告を設置することで運営費を賄っており、さらにビッグデータ解析のための情報収集を行っています。
とはいえ「セキュリティに問題があるのではないか」と不安に思う必要はありません。「集めた情報は各社のサービス向上にのみ使う」とあらかじめ規定されているケースが大半で、セキュリティポリシーも明示されています。
サービスに関わる部分のセキュリティは万全を期しているので、安心して利用することができます。
有料メールと使い捨てメールとの違い
メールサービスのなかでもよく耳にする「有料メール」や「使い捨てメール」は、無料メールとどのように異なるのでしょうか。ここで具体的にご紹介します。
有料メール
有料メールは毎月もしくは1年間の利用料をまとめて支払い、利用するメールサービスです。ユーザーは名前や住所、年齢などの個人情報を提供したうえで登録するため、社会的に得られる信頼性の高さが特徴です。契約している間は有効で、契約が解除されると使用権を失います。
使い捨てメール
誰でも無料で作成できる、期間限定のメールアドレスです。期限は1日から1週間程度に設定されているケースが多く、期日を過ぎると取得したメールアドレスは使えなくなります。「使い捨て」の名称の通り、短期間のみ利用する目的で作られるため、信頼性は低いといえるでしょう。基本的に公的な場所で利用するのには向いていません。
有料メールと無料メールの違いについてはこちらの記事もご覧ください。
関連記事はこちら有料と無料メールソフトの違いって?メリット・デメリットについて解説
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関連記事はこちらメールサービスの種類と違いって何?メールサービスには欠かせないクラウドサービスについても解説
関連記事はこちらメールサービスにはどんな種類がある?無料・有料ごとの使える機能とは
無料メールのメリット
無料メールのメリットは、文字通り「無料で使える」という点です。
有料メールの場合は何個ものメールアドレスを同時に利用すると費用がかさんでしまいますが、無料メールであれば複数のメールアドレスを気軽に作成して、さまざまな用途に使いわけることができます。
近年はGmailなどのように無料であってもビジネスに利用するケースも増えてきているため、無料メールのみを利用する人も多いといえます。
有料メールのメリット
有料メールのメリットは、「信頼性が高い」「セキュリティ対策が万全なものが多い」という2点が挙げられます。
有料メールはプロバイダやベンダーが提供しているサービスを契約して利用するため、誰でも気軽にメールアドレスを作れるわけではありません。それにより、メールアドレスそのものにある程度の信頼性があり、ビジネスに利用するなら有料メールが欠かせないと考えている企業も多く存在します。
加えて、なりすまし対策やフィッシング詐欺、悪質なウイルスなどのさまざまなセキュリティ対策が施されており、セキュリティ面でも安全性に配慮されているサービスが多いのも特徴的です。
関連記事はこちら有料と無料メールソフトの違いって?メリット・デメリットについて解説
メールアドレスは何個もあったほうが良い?
最近ではメールアドレスを複数個作って運用する人も増えていますが、メールアドレスは何個も用意したほうが良いのでしょうか。
結論からいうと、「ビジネス用」と「プライベート用」は最低限わけることをおすすめします。ビジネス用とプライベート用のメールアドレスがあいまいになっていると、ビジネス上大切なメールを見逃してしまうなどのリスクがあります。さらに、プライベートのメールを誤送信する可能性があるなどセキュリティ対策においても懸念が残るため、最低でも2個以上のメールアドレスを取得して使いわけることが大切です。
無料メール(フリーメール)を選ぶときの注意点
ここでは、無料メールを選ぶときの注意点をご紹介します。
セキュリティ
国内外にはあらゆる無料メールサービスが存在しているため、なかには安全性が低く、トラブルを招きかねないものも存在します。
必ずしも小規模な組織が危険だというわけではありませんが、無名のサービスを利用する場合は運営元が信用できる企業であるかどうか、収集した情報の用途が明示されているかどうかを確認しましょう。
一般的に広く使われている大手企業の無料メールは、セキュリティ対策も常に最新の状態に更新されているため安全性が高いといえます。ユーザーが多いほどサポートも充実している傾向にあるので、特にこだわりがないようであれば広く普及しているサービスを選ぶと良いでしょう。
アプリ
スマートフォンやタブレットなどの端末が一般的になった現代では、外出先からメールを確認したいという需要も高まっています。アプリを活用するとスムーズに新規メールの作成や受信メールの分類ができるため、利用を検討しているサービスがアプリを配信しているかを確認しておくと良いでしょう。
ビジネスではリアルタイム性を重視する案件もあるため、どこでも快適に作業できることは重要なポイントとなります。
ドメイン名
ドメインとは、例えばGmailなら「@gmail.com」、Yahoo! メールなら「@yahoo.co.jp」などの「アットマーク」よりも後半の部分のことを指します。一般的な無料メールではあらかじめドメイン名が定められており、自由に変更することはできません。
一方で「ローカル」と呼ばれるアットマークよりも前の部分については、ほかのユーザーが取得済みでなければ希望に応じて設定できます。
メールボックスの容量
各アカウントに割り当てられるメールボックスの容量は、サービスごとに異なります。最近では10GBや15GB程度のサービスも登場していますが、数GB程度にとどまるものもあるため、事前に確認することが大切です。
サイズの大きいデータを扱う機会が多い方は容量が不足する可能性もあるため、場合によっては有料プランの契約も検討しましょう。
無料メール(フリーメール)のおすすめ
ここでは、無料メールのおすすめ4選をご紹介します。特徴を踏まえて、自分に合ったサービスの利用を検討しましょう。
関連記事はこちらメールサービスにはどんな種類がある?無料・有料ごとの使える機能とは
関連記事はこちらメーラーのシェアランキング!各社メールソフトのメリット・デメリット
Gmail
Gmailは、検索エンジンをはじめとしてマップや翻訳サービス、会議システムなど、ビジネスにもプライベートにも役立つサービスを展開しているGoogleが提供している無料メールです。15GBの豊富なドライブが割り当てられているため、日頃から多くのメールをやり取りする機会が多い方でも安心して利用できます。
セキュリティ対策も充実しており、不正アクセスなどの疑いがある場合には診断を実施し、問題が発生した場合は取るべき対応を指示してくれるページなどもあります。万が一の場合でも慌てずに対応できるでしょう。
さらにGoogleドライブやGoogleフォトなどのサービスとの相性も良いため、ビジネスにも積極的に取り入れられています。しかしGoogleアカウントがないと利用できないため、あらかじめ登録を済ませておきましょう。15GBでも足りない場合は、「Google Workspace」(有料)を契約することで無制限にドライブを拡張できます。
Yahoo!メール
Yahoo! JAPANが運営する無料メールで、日本国内では1999年にリリースされてから20年以上の長い歴史を持っています。セキュリティ対策も練られており、長年の積み重ねでユーザーインターフェースが最適化されているのが特徴です。メールボックスは初期登録の時点では2GBのみですが最大10GBを上限に段階的に増えていくため、さほど容量を気にせず使用できます。
しかし6ヶ月間以上利用していないと受信メールを含めた全てのデータが消去されてしまうため、使わなくても定期的にログインする必要がある点には注意が必要です。
Outlook.com
マイクロソフトが運営する無料のWebメールサービスで、「Hotmail」の後継サービスにあたります。どちらかというとこの「Outlook.com」は無料ということもあり個人利用で使われることが多いWebサービスです。
これに対し、ビジネスで多く利用されるOfficeに含まれる「Outlook」が存在します。「Outlook」は、PCインストール版のものと、クラウド版のOffice365に付随するものが存在します。この違いは、メール履歴・カレンダー・宛先リストなどの情報をWeb上のマイクロソフトのサーバに置くか、インストール先のPC上に置くかの違いとなります。ただ、Offcie365の「Outlook」の場合、メールボックスは一人あたり50GBと大容量です。添付ファイルも1通あたり20MBまで送信できるため、サイズの大きいデータをやり取りする機会が多い方にはおすすめです。また、同じクラウド版である、個人利用が多い「Outlook.com」とビジネス利用が多いOffice365の「Outlook」の違いとしては、共有メールボックスやアーカイブ機能といったものがOffice365版には付いていることから、ビジネスシーンで使われる機会が多いものと思われます。
AOLメール
アメリカのOath Inc.が開発した無料メールですが、日本で展開しているサービスの運営はOath Japan株式会社が担っています。無料にも関わらず容量が無制限なので、残りの容量を気にせずに使用することができます。
しかし1通に添付できるファイルサイズが16MBまでと定められており、日本国内にはサポートのコールセンターが存在しない点には注意が必要です。トラブルの発生時になかなか問題が解決しない危険性があるため、リスクを踏まえたうえで導入を検討すると良いでしょう。
おすすめのメールソフトについてはこちらの記事もご覧ください。
関連記事はこちら有料と無料メールソフトの違いって?メリット・デメリットについて解説
まとめ
今回は無料メールの基礎知識や有料メールとの違い、選び方やおすすめのサービスについてご紹介しました。無料メールはセキュリティも万全を期しており、比較的大容量のストレージが使用可能な便利なサービスです。
国内外であらゆるサービスが展開されているため、どれが適切かすぐには判断できないという場合もあるかもしれません。どれを使用するか迷った際は、今回ご紹介した4つのサービスから選んでみると良いでしょう。
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